ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

2014/04/06(日)21:08

映画:グランド・ブダペスト・ホテル The Grand Budapest Hotel(2014年アメリカ)

映画、テレビ(660)

「お・も・て・な・し」(評価:★★★★★ 満点五つ星)  ウェス・アンダーソンの最新作を鑑賞。この監督は一部で熱狂的に支持されており、そんなヲタ仲間に誘われて劇場に向かった。日本では六月に公開予定。http://www.foxmovies.jp/gbh/  宿泊客のためなら(←特に、裕福な美魔女専門)何でもするホテル勤務のコンシエルジュさんが主役。レイフ・ファインズ氏、さすがの名演。お笑いもこなす役者さんだったとわ。  設定としては、三谷幸喜「有頂天ホテル」、ティム・ロス主演「フォー・ルームズ」、さらには高嶋兄弟のどっちかのTVドラマ「ホテル」(←姉さん事件です、とかいう副題の)のように、ホテル内部だけでの物語かと思いきや、そうでもなかった。お外に飛び出して旅に出ちゃったりもする。  時代や場面はころころ替わりまくり、しかも登場人物が多すぎるので、ボーっとしていると「落ちて」しまう。時間のある人は二回観たほうがいいのかもと一瞬思うけれど、内容はあってないような作品のような気もしてビミョー。  お下品な台詞や残酷な場面も続々と登場。ぼくとしては、その場その場のドタバタは面白かったので良しとするものの、保守的で繊細な人びととかからはこうゆう映画は徹底的に憎まれるであろうと思うわけで。  てゆーか、世の中にひとりぐらいこうゆう監督がいてもいい。むしろいるべきと思う。よって強引に満点五つ星とさせていただきたく。

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