カテゴリ:お遍路さん
写真は、最御崎寺にある「鐘楼堂」。 慶安元年(1648年)、土佐藩2代目藩主・山内忠義によって寄進されました。 昭和59年に新しい鐘楼堂が建立された為、現在は使われておりません。 * * * 数ある弘法大師ゆかりの地で、 室戸岬にある「御厨人窟」という洞窟は、19歳の弘法大師が悟りを開き、『空海』と改名した場所として有名です。 弘法大師に最も相応しい、その雄大な名前が誕生した場所。 それは一体どんな処なのか、、、気になる私はお彼岸の中日にあたる3/20に室戸へと向かいました。 まずは、岬の先端にある第24番札所「最御崎寺」をお参りしましょう。 ここにも弘法大師の伝説゛ねじり岩"や、空海七不思議とされる゛鐘石"など興味深いものが沢山あります。^^ ゛ねじり岩"とは、 (こちらは高野山にも似たような逸話が残されているようですが、) この地で修行をしていたお大師様を、お母様の玉依御前がその身を案じて訪ねて来られました。 女人禁制であるその山に玉依御前が登りはじめたところ、山は荒れ、火の雨が降って来たそうです。 山上から麓を見下ろした弘法大師は慌てて山を駆け下り、傍の岩をねじふせて母親をその下に避難させたといいます。 その小さな洞窟が登山道の傍に残されています。 う~む、弘法大師は力持ちでもあったのか…。(笑) * そして、゛鐘石"。 最御崎寺の仁王門をくぐると、大師堂の少し手前に大きな石が目に留まります。 それには沢山の窪みがあって、それぞれに小石が置かれてありました。 鐘石をその小石で叩いてみると、「カーン、カーン」と金属音が響きます。 面白い☆^^ 私は何度も何度も「カーン、カーン」と鳴らしては遊びました。(笑) ふと目を上げると、鐘石についての説明文がありました。 それによると、 ~石質安山岩で叩くと鐘のように音を発し、その響きは冥土まで届くと言われる~ とあります。 ふ~ん、この音はあの世にまで聞こえるのか…。 ということで、又も私は「カーン、カーン」!^^ あまりにも甲高い音が響くものですから、これが石の鳴る音とはどうしても思えず、 色んな角度から叩いてみました。 「カーン」「コーン」「カーン」「キーン」 …し、しつこい…(ー"ー;) きっとあの世にいらっしゃる方達もうるさく思ったでしょうね。(笑) もしも、もう一度私がこのお寺へお参りに行くことがあれば、 その煩い参詣を阻止しようとして、あの世から総出で邪魔されそうですね~。(^^; それにしても、摩訶不思議な金属音でした。 あぁ~、もう一度鳴らしたい☆^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.24 13:15:19
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