カテゴリ:旅行記 欧州6ヶ国 '13.3月
ちょうど2ヶ月前、私はヘルシンキに居た。
凍ったバルト海を、ただ凍っているだけの海を1時間あまり眺めていた。 冷たい霧雨が港に佇む私を濡らす。 気温は2℃、寒いというより心地良かった。 只今の時刻、午前2時。 あれから たった60日そこらで、今の私は熱帯夜にいる。 まだ6月半ばだというのに、扇風機ではもう我慢できなくなり、とうとうエアコンを入れてしまった。 だが、すっかり覚めてしまった目はそう簡単には閉じてくれない。 仕方なくパソコンを立ちあげ、冷蔵庫から取り出したチョコレートをひとつ口に放り込む。 ヘルシンキで買ったFAZER社の「Geisha」チョコ。 行きの機内食に付いていた このチョコレート、「あら美味しい!」と帰りに買おうと旅先中 包み紙を持っていた。 しかし このネーミング、忘れる心配はなかったかな。 ゲイシャ? 芸者? そう、どうやら本当に芸者らしい。(笑) 北欧のWEBマガジンに書いてあった。 FAZERのウェブサイトによると、最初にGeishaという名前の商品が作られたのは、1908年。 当時はキャラメルにつけられた名前だった。 それから時を経て、Geishaチョコが生まれたのが1962年。 それまで純粋なミルクチョコレートを製造してきた同社にとって、初めてクリスピーを組み合わせた同製品の発売は新しいチャレンジであった。 そこで、この商品の成功の願いをこめて、最高級品であったGeishaキャラメルと同じ名前をつけたという。 その後、Geishaキャラメルは「Tokyo」という名前に。 では、なぜGeishaなのかというと、国際的にその名を知られ、夢や楽しみを与えてくれる存在であるのが「芸者」だからというのがその答え。 さほど高級でもないヘーゼルナッツ入りのこのミルクチョコレート、私は素直に美味しいと思う。 日頃 チョコレートにこだわりのある人にこそ、意外とおススメなんじゃないだろうか。 ほら、有名なパティシエが作ったなめらかプリンばかり食べていると、たまに出会うグリコのプッチンプリンがいやに美味しく感じたりするじゃない?(笑) この調子じゃ、今夏は酷暑を余裕で超して獄暑だろうが、 凍えそうなバルト海の写真を眺めながら、冷たく冷やした「Geisha」チョコで、とりあえず今晩の暑さは乗り越えよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.14 11:36:40
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