PINGEちゃん覚えガキ

2006/06/30(金)16:58

Ray/レイ

映画レビュー ~ら行~(48)

2004年【米】Ray テイラーハックフォード監督(「カリブの熱い夜」「ホワイトナイツ/白夜」) 作品・監督賞は逃したものの主演のジェイミーフォックスがオスカーを獲った、《ソウルの神様》の伝記映画。製作の15年前にハックフォード監督とレイチャールズが出会って以来、一緒に製作に携わってきたということだが、波瀾の生涯を、影の部分も美化することなく描いている。 本人と監督との深い交流がなければ、ここまで天才ともてはやされながらも深く苦しんでいた内面に迫れなかったのではないか?と想像する。 幼い弟の死の体験や、支えてくれた健気な母の思い出が随所にフラッシュバックで挿入される場面が素晴らしい。特に全盲?になった7歳のレイが泣きながら母を頼ろうとするが、母はわざと息をひそめじっと彼を見つめ、音の景色に気づいていくのを待つシーン。立派なお母さんだ。 気づかなかっただけかもしれないが、彼女のその後がどうなったのかが作品中判らないのが気になるが。 それにしても、ジェイミーフォックスのオスカー演技には圧倒される。自分で歌った所が2曲ぐらいあったようだけど、そのシーンと実際の音源が流されるシーンとの違和感が全くなかったのもすごい。 南部出身ゆえに、始めは「隔離政策は仕方ない。俺には何もできない」と言っていた彼が、デモのメンバーの言葉に目覚めたことによって、ジョージア州出入り禁止にされてしまうが、後年、正式に謝罪され「我が心のジョージア」が州歌に制定された、という経緯とそのシーン、 感動した…(T-T) 監督についてメモ。 最近の作品メグライアンの「プルーフオブライフ」とかキアヌとパチーノの「ディアボロズ」は見ていないが、「カリブの熱い夜」の監督さんだったんだ~とちょっと感慨。 「カリブ~」は何の気なしに劇場に足を運んだ映画で(ポルノじゃない方ネ(^_^;)) 、脳天しびれちゃったロマンチックサスペンスってやつです。ジェフブリッジズとかジェームズウッズ(←よかった)が出てました。ヒロインのレイチェルウォードの首が長くてキレイ~とうっとり。他の作品ではとんとお会いしませんが。 フィルコリンズ他のヒット曲に彩られて、雰囲気最高でした。 この中の「見つめて欲しい」

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