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カテゴリ:映画レビュー ~あ行~
◇◆◇ 2003-09/24 に書いた日記を基に再編集しました。◇◆◇
2001年【米】Life as a House アーウィンウィンクラー 監督 高校生のサム(ヘイデンクリステンセン)は、個室も持たせてもらう裕福な家庭にあって、 顔面ピアスやシンナー、ドラッグにふける自堕落な生活を送り、 母ロビン(クリスティンスコットトーマス)や継父(は元から無関心だけど)はもてあましています。 一方、別れて暮らす実父ジョージ(ケヴィンクライン)は父の建てた岸壁のぼろ家をいつか自分で建てなおす夢を持ちながらも、 うだつの上がらない(まさに!) (うだつって家の梁かなんかのコトでしょ?) 生活をしていましたが、 ある日自分が余命いくばくもないことを知ります。 そして息子の夏休みを利用して家を2人で建てることをひとり決意し、 強引にサムを引き込みます。 少しずつ父子の情を取り戻していく2人。 先妻であるロビンや今の夫との幼い息子たちや隣家の娘なども、ピクニック気分で手伝いはじめてにぎやかになります。ロビンの心も揺れたりし…。 やがて病のことが皆に知れることになり… ラストは哀しいですが、とてもさわやかです。 前半からもうウルウル(; _ ;)。 ジョージが、いじけ息子がまだ自分に抱き付いたりしてた幼い頃を思い出すシーンとか。 反抗する息子とのたたかいとか。ウルウル(; _ ;) 死に直面しなければ親子の絆を手に入れることはなかったかもしれないとは皮肉なことですね。 でも「悪いことも良いことをもたらすこともある」というようなキーワード的な台詞もあり、 人生の終わりに大事なことを成し遂げることのできたジョージは立派だし、幸せだったでしょう。 彼の父とはいい関係を築けぬまま父が事故死しているので尚更いい終わり方にしたかったのだろうと思います。 ケヴィンクラインは、名前はよく聞いていたけれど、つい先日の映画日記に書いた「真夏の夜の夢」ではじめて認知しました。あれはちょっとヘンな役だったので、これでやっと顔を覚えました。 特長のない濃い顔だけど、演技力はすばらしくて感動しました。 若きベイダー卿ことヘイデン君は当時20歳だったのですね。とても印象的でした。あの顔立ちはティーンからオトナまでできそうで重宝かも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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