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カテゴリ:映画レビュー ~ら行~
2006年【米】Little Miss Sunshine ジョナサン デイトン/ヴァレリー ファリス監督 『アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、家族それぞれに問題を抱え、崩壊寸前。パパのリチャード(グレッグ キニア)は独自の成功論を振りかざして“負け組”を否定し、長男ドウェーンはそんなパパに反抗して沈黙を続ける。9歳の妹オリーヴ(アビゲイル ブレスリン)はとうてい無謀なミスコン優勝を夢見て、ヘロイン常習のグランパは勝手言いたい放題。さらにはそこへゲイで自殺未遂の伯父フランクまで加わる始末。ママ、シェリル(トニ コレット)の孤軍奮闘も虚しく家族はバラバラ。そんな時、オリーヴに念願の美少女コンテスト出場のチャンスが訪れる。そこで一家は旅費節約のため、オンボロのミニバスに家族全員で乗り込み、はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだった。』(allcinema onlineより) なんでオリーブちゃんのコンテストに一家全員ついて行くのかなと思っていた。 こういう家庭の事情ならそうなるなぁ... どいつもこいつも問題あり。 一番マシなのがオリーブとママ。だけどママもろくに料理しないらしいし、 娘が朝食に何食べようがお構いなしだし。 最悪なのがパパ。一度ぶん殴ったろうかと思った。 こんな家族の中でオリーブが無邪気に育った7歳というのが救いだね。 こんな彼女がなぜミスコンに夢中になっているのかは謎だ。 そんな彼女がなぜ地区予選で第二位になっていたのかはもっと謎だ。(爆) カリフォルニア大会の(普通の?)ミスコンの異様さ。 男の司会者の気持ちわるさ、審査員のバアサンのタカビーさ、 このあたりは風刺画的に描いているのかな。 こういう世界に大まじめに取り組んでいる人たちには普通なのか。 それこそオリーブ一家が非常識すぎるととらえるだけなのかな。 ロードムービーは苦手だけど、 珍道中を通じて家族の絆が作られるのは心地良かった。 特に、パパのせいで無言の行をしていたお兄ちゃんが話し始めるところ。 ちょっとした小道具で、たくみに伏線をひいてある。 それも心地いい。 ミスコンをメチャクチャにするシーンで、 他の参加者親子や審査員のバアサンらが大騒ぎをする中、 ミスカリフォルニア(東洋系のおねえさん)とアシスタントのおねえさんは 結構楽しそうにニコニコしていたのがなんだか良くて癒された。(笑) しかもそのアシスタントさんは「24」のクロエ。 困ったちゃんな顔しか見たことなかったけど、 普通に笑ってる。とてもいい人そう。(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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