|
テーマ:最近観た映画。(38880)
カテゴリ:映画レビュー ~ら行~
ラストキングオブスコットランド を検索! 2006年【英/米】The Last King of Scotland ケヴィン マクドナルド監督 【R-15】 『1970年、スコットランドで医師になった青年ギャリガン(ジェームズ マカヴォイ)は、冒険でもするかのようにウガンダの小村の診療所で働こうと決心。彼の到着後の翌年、同国ではクーデターが起き、英植民地軍出身のアミン(フォレスト ウィテカー)が新大統領になる。アミンは偶然知り合ったギャリガンを気に入り、主治医に抜擢。やがて自分が政敵に暗殺されるのを警戒したアミンは...』(wowow online より) 原作は、一応フィクションということらしく、 かなりスリリングでおもしろい小説のようだ。 青年医師は実際の側近欧米人たちをモデルにした架空の人物で、実際の事件とうまく絡ませてドラマが作り上げられている。 ただアミン大統領が、 ずば抜けたカリスマ性を持った、よくも悪くも強烈な人物だったのは事実で、 疑心暗鬼に囚われ30万人以上のウガンダ国民を虐殺したのも事実。 ウィテカーは、アカデミー賞やらなんやらの授賞にふさわしく、 ものすごいパワフルなアミンをリアルに演じていた! 人々の表情の撮り方がとても素晴らしくおもしろい。でも怖い!! いつもアミンは、突然大声を出したり現れたり皆をギョッとさせて、 直後にジョークを放ったり。 その度に人々は、凍りついたり、安堵して大笑いしたり、大忙し。(笑) 青年医師はスコットランドの田舎のボンボンなので、率直な物言いをする。 そのKYぶりに、側近たちがビクビクするのがわかる。あぁ可笑しい。怖いけど。 それだけでも怖いので、あまりな残虐シーンは不要だと思うのはわたしだけだろうか。 フィクションなんだから、あんなグロイ場面を見せなくても。(T-T) 架空の青年医師の下半身シーンも要らないんじゃない?。 (サービス?)(たしかに意外にお尻はキレイだったが…)(吹きかえか?) なかなかカッコいいセリフも随所にありました。 「怯えた姿を君に見られて恥ずかしい。」 「医者には患者の秘密を守る誓いがありますから。」 「でも死を恐れるのは弱さだ。」 「生きがいがあるから死を恐れるのです。」 拷問されてアミンに問い詰められて医師は大統領の襟首をつかみささやく 「あなたは子どもだ。かえってそれが怖い」 この作家さんの処女小説ということなので、文章に情熱があふれてるのかも。 追記:最初主人公が頼った僻地の村の白人医師の奥さんとして、お久しぶりなスカリーたん(ジリアン アンダーソン)出演。プレイボーイな主人公によろめきそうになる…というなんだかどうでも良い役でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画レビュー ~ら行~] カテゴリの最新記事
|