2008/10/19(日)20:49
タロットカード殺人事件
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2006年【英/米】Scoop
ウディ アレン監督(「マッチポイント」「ブロードウェイと銃弾」)
『NY生まれのサンドラ(スカーレットヨハンソン)は、ジャーナリスト志望の女子大生。休暇でロンドンに滞在中、マジックショーを見に行った彼女は、さえない奇術師のシド(ウディアレン)に指名されて箱の中に閉じ込められる役を演じているさなか、3日前に急死した敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇し、彼から目下ロンドン中を震撼させている娼婦連続殺人事件の真犯人の名前を告げられる。思いがけない特ダネを手にした彼女は、シドと組んで真相究明に乗り出すのだが…。』(wowow onlineより)
冒頭、死んだはずの新聞記者が舟の上で死神に話しかけ、
三途の川に飛び込んでしまう、というシーンなので、
ウディアレンが苦手だと思っている私は用心深く観ていたのだったが、
意外に抵抗なく観進めていくことができた。
「マッチポイント」と違い、ウディアレン監督みずから今回は主要人物として参加。
存在感は思ったほど「うざ」くなかった。
年取ったからかな?
(監督が? あるいは私が?!)
女子大生に扮するヨハンソンちゃんと、
「偽装親子」を演じる、という役柄だが、
そのかけあいはなかなか絶妙。
マヌケに暴走しかけるニセ父を、にらんでストップをかけるセリフやしぐさが
すごく楽しかったのだが、
ただ単にじいさんに振り回される小娘で終わっていないのは、
ヨハンソンも監督もうまいってことだろうか。
それにしても、ヨハンソンちゃんの若くてピチピチした容姿が、
水着やバスタオル姿で惜しみなく撮られているが、
色っぽいだけでなくどこか子供っぽくて、
女が観ても、かわいいな、と思いながら観てた。
すごく、のびのびと演技しているように見えた。
幽霊が名指しした犯人は、ヒュージャックマン扮する英国紳士。
こちらも大変素敵でした。
謎解きはあまりツッコミ入れない方がいいのかな、と感じたので
軽妙さを楽しめば良いと思います。