またまた関西方面へ その2
祇園祭編です。 1度は見たいと思いつつ、なかなか機会のなかった祇園祭。 この時期の京都は宿の確保もなかなかできず、夜歩くのは無理だろうと諦めていたのだけど、今回は京都の街中に住んでいる友人が部屋に泊めてくれ、宵山歩きが実現。 最終日ではなかったので、山鉾の巡行は見られなかったのだけど、それでもお祭りは充分楽しんできました。 日曜日、午前中は主人が空手の昇段審査を受けるというので、審査会場の最寄り駅まで、重たい荷物(浴衣+帯、着付け小物、下駄など、かなり重たい)をひぃひぃ言いながら抱えて移動。 台風の影響で開始時間が送れ、予定よりも遅めのお昼過ぎに審査が終わり、昼食をとって、京都まで移動。 本日泊めてもらう事になっている友人と落ち合い、彼女の部屋へGo! しばし、お茶などを頂いた後で、各自浴衣に着替えました。 浴衣を着る練習を久しくしていなかったので、上手く着られず、挫けることしきり げっ、おはしょりが長すぎた、帯が上手く結べん、大体、白地の浴衣なんて似合わないもの、なんで買ってしまったのか・・etc ブツブツ言いつつ適当な所で諦め、早速山鉾のある辺りへ3人で繰り出しました。 まだ明るい時間から出かけたので、思ったほど人はおらず、設置してある山鉾をぐるぐる見て廻りました。 船鉾の前で!驚いたのが、山鉾の飾りの前懸、胴懸という部分に100年以上前から使われている布地に、ヨーロッパのタペストリーやカーペットが沢山使用されていたこと! 西洋の人物像などの入ったタペストリーを分割して、その周りの縁取りには縁起物の龍や亀といった刺繍の入った布等が配してあるから非常に意外な組み合わせに見えるし、実際に異様なんだけど、当時の本当に貴重なお宝を使ったわけねと納得。 普段は閉ざされている個人の町屋も、この時期だけは、お宝を公開するために開けてくれていたりします。 御簾のかかった格調高い雰囲気のお部屋、豪華な屏風や鎧、着物などを、豪華なお宝を外から拝見する事が出来ました。 御簾のある豪華なお屋敷実に、きらびやか&雅やか。 お祭りというのは何処もそうなのだろうけれど、町同士の見得の張り合いなのね~と、つくづく思った次第です 山鉾の周辺には屋台が所狭しと立ち並び、和小物や浴衣なども安く販売されていましたよ! 安かったから次々とお店を物色して買い込み、主人と友人に呆れられたのは言うまでも無い。。 リバーシブルの半幅帯、和柄(龍)のバッグ、麻の扇子入れ、アンティークの帯締めなどをゲットゲットだす。 暗くなると山鉾の提灯に灯りが入り、宵山のムード満点になり、人がぐっと増えました。祇園ばやしもはじまり、ムード満点。 提灯がいいムードでしょ?各山鉾も周りでは縁起物のちまき(これを買うと、山鉾の上に上げてもらえる)や手ぬぐいなどが販売され、場所によっては、浴衣を着た学生位の女の子たちが、声を合わせて販売の口上をしてました。これがね、かなり可愛かった。 ビールを飲みつつ歩き、適当に疲れたところで蕎麦を食し、雨がポツリポツリと降り始めたところで帰宅。そうそう、お祭りの筋を離れた通りは、嘘みたいに静かでしたよ~! お祭りの筋から1,2本隔てるとこんな感じ お酒を飲んで歓談し、適当に就寝。 月曜も午前中から見逃した山鉾をみて歩きまわりました。山鉾巡業の当日なので、前日よりも飾り付けが進んでいて、また少し違う雰囲気。 行者さんがほら貝を吹いて歩いている所にも遭遇、なかなか格好がよかったですww 午後になって急に激しい雨に見舞われ、アーケード街へ逃げ込み、こちらもしばし散策。動くのが大変な位の人出で、浴衣を着た男性も沢山いたよ。 夕方までのんびりし、歩行者天国になった四条通りを京都駅まで歩きました。 『遠くが人で霞んで見えるほどの人出』というのを初体験。やっぱり、祇園祭はすごいのね~~~ 京都駅に着き、新幹線に乗る前にお弁当を物色!と思ったら、ほとんどのところで既に売り切れ! 何件かお店を歩き回った挙句に何とかゲットして、京都駅を後にしました。 もし機会があるならば、山鉾巡業の日に歩き回りたいな! あと、浴衣や下駄は現地調達でもいいかもしれないと思った私でした。 下駄は500円くらいから、浴衣や帯はかなり格安で売っていたので、着付けに必要な小物だけ持っていって、現地でお気に入りを手に入れるのも楽しいかもしれない。 巾着なども、結構可愛いのが500円くらいで売っていたよ。