カテゴリ:読んだ本
温かい気持ちや優しさやせつなさや辛さや、そんな気持ちや感情を
大きな波にのせないように押さえて、一生懸命押さえてつづられた物語。 すぐに読めてしまう容量です。会話も多くて、ページが白め。 しかも、ありきたりになってしまいそうな展開。 それを、言葉を尽くさずさらりと静かに、でも軽々しくもなく描き切るって、 なんという能力なんだろう。 愛犬ブックについても「ああこの作者、犬飼ってたな」って。 こちらも、うんうんってうなづきながら、ちょっと半べそ。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた―。 100回泣くこと こちらの表紙はハードカバー版と同じみたいですが、 私が買ったのは、福山雅治さんが撮った写真が表紙になってました。 小学館文庫創刊10周年記念フェアで、だそうです。 元々この本、文庫になる前から気になってて(帯の推薦文が角田光代さんだったし)、 文庫になった! で買ったんですけれど。 福山さんの写真が表紙になっているのはいつまでかわからないので、欲しい方は お早めに。(ちなみに初版) 内容は、買って損はないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月11日 22時58分32秒
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