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カテゴリ:WS
最近、金曜日にダウンすることが多い。。
大体、土日の宿泊から始まって、怒涛のごとく1週間をすごし、 木曜午前のPTWS、午後の英会話、夜のPTWSと山場がピークになってしまうからか。。 人と出会って、発見の中に喜びをみつけ、充分すぎるくらい充実しているからか、 今日は参加者であるという気の緩みからか、 夢の中で過ごす時間を確保したくなっている。。 今日の講座は最終回だというのに、連絡も入れられず(夢の中で)、 楽しみにしていた、企画プレゼンもできずに、とても残念だった。 そうして、ふらふらの体調のまま、国立淡路青年の家へ。 夕日がまぶしい。 押尾コータローの弦の旋律を聴きながら、明石大橋の線の美しさに、しばしみとれる。 橋の両サイドが網目状になっていて、そこから下の明石海峡がみえる。 今夜は、「エイブルアート・オン・ステージ」のオープニング。 作曲家の野村誠さんに出会えるのを楽しみにしていた。 施設の食堂でのんびり食事をしていると、オープニングの時間が過ぎていた。 え??参加者らしき人たちが、大勢食事しているので安心しきっていた。 慌てて、会場に入ってみると、すでに演奏が始まっていた。。 なんとも、窮屈な感じで、始まっている。。 まぁ、わたしは、わたしでいようと、後からそっと入ってきたわたしのほうが、 リラックスしていた。 案の定、野村さんが、何か始めた。。 その動きに、驚きや戸惑いを隠せない人たちが居るのを感じながらも、 わたしのワクワク感は、高まらざるを得ない。 これは、面白いぞぉ~~♪さぁ、どうなっていくのだろう。。。 参加者のわたしは、静止していられない。 すっかり、やんちゃな子ども(わたしの中の)が動きたがっている! 鍵盤ハーモニカを演奏しながら、参加者の椅子の下をくぐり始める。 わぁ~~!\(◎o◎)/!楽しいぃ~~~♪ 周囲の大人のわからなさ、どう反応していいか、判断にあぐねている様子を尻目に、 足を椅子の上に引き上げて、その動きに身を乗り出して、反応してしまうわたし。 指ではなく、ひっくりかえした椅子を使って、鍵盤ハーモニカを演奏する。 もう、常識的なことは、すっかり覆っている。 いつの間にか、参加者も巻き込まれて、椅子が倉庫からたくさん補充されて、 椅子の迷路が出来上がる。 椅子の上、下、遊園地のような舞台が仕上がっていく。 なにしろ、この宿泊ワークショップのタイトルが、 「こんな舞台があってもいい!」なのだから、 これは、当然でしょっ♪と、心の中でうなづきながら、 ちょっと躊躇している周囲の人に、発破をかける。 椅子の下をもぐっているときには、座っている人をつついてみたり、くすぐってみたり、 一通り飽きると次の展開を創り出す。 それも、見ず知らずのその辺の人に当たり前のように声かけながら。。 戸惑いながらも、反応が返ってくる。障害を持った人や子どもたちのストレートな反応に、 周囲の大人も、普段関わっているときの雰囲気になごんでくる。 先の見えない展開。 ファシリテートしている野村さん自身、全く予想しない展開。。 場にすべてを任せている。。 困ったら、ぎりぎりのところで、(誰かが)なんとかする。。(場が)なんとかなるものだ。。 という、絶対的な信頼があるかのような、 一見無責任にも思えるファシリテート振りの潔さ。 いや、なんとかならないといけないなんて、最初っから全く思っていないかのようだ。 「何とかしないといけない」という着地点みたいなものを予定してしまうと、 否が応でも、予定調和になってしまう。 未定だけれど、不明だけれど、調和が起こる。 確かに、参加者や講師陣のメンバー構成的に、何も起こらないはずがない。 が、どの楽器がどんな音色を出すのか、全くわからない中で、 チューニングしながら、それぞれが音を聴きながら、第1楽章を美しく奏で終えるのに、 カリスマ的な指揮者は必要なかった。 ぎりぎりのセッションを楽しむ、とってもリスキーな中から生まれる、 驚きと新鮮さの中にこそ、「こんな舞台があってもいい!」といえるような、 創造性溢れる芸術は、誕生するのだろう。 その場をホールドしていた野村さんと、思いもかけず懇親会で語れて嬉しかった。 福岡のファミリーシアターの方とも、ご縁があった。 東京の演劇百貨店の方、次はどこで出会うかしら。 奈良のアクターズスクールくらっぷの方とは、次の機会にゆっくりと。 明日あさってが、WS本番のようなものなのに、 明朝までしか参加できなのは、ちょっともったいない気もするけど、 これだけ、美味しい前菜をいただいたら、 それだけでも、充分すぎるくらい。 1時間だけのオープニングのあと、プログラムに予定されていないところで、 フリーセッションを繰り広げられたことは、 わたしにとって、見事な未定調和だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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