Ａｒｔ ｏｆ Ｌｉｆｅ研究所 プレイバックシアター　　　　　　

駅から練習会場まで、足を引きずって、早歩き。
朝、駅から一緒だったメンバーのうち一人は、
ＢＧ役のメンバー、名古屋からの参加だった。
今日は、分練で、愛知組と関西組に別れて練習なのだが、
ＢＧは３人そろわないと練習できない。
そのため、毎回週末、彼は名古屋から関西の練習に参加している。

印象に残っていることのひとつに、
びわ湖合宿のとき、その彼は、固定された足で松葉杖をつきながらの参加だった。
バイクでの事故だったらしい。
今はもうその面影はない。あれから2ヶ月、早い。。

そんな彼の存在や、他のメンバーそれぞれのところの頑張りを見ていると、
自分に起きた足のトラブルを、嘆き悲しんでる気分にはなれない。
辛いし痛いし、でも、だから？

ミュージカルに参加するということは、そういうこと。
言い訳や出来ない理由を数え上げたらきりがない。

そして無理も禁物。本番にダメージがいくのが一番難儀。
無理して自己満足してる、ばやい、じゃない。
何が大事か、どこに目標を定めるか、身勝手な判断がどれほど影響を及ぼすか。

常に意識するようになった。
一人で、舞台は出来ない。
90人のキャストのうち、89人がすっごいエネルギーで舞台をしていても、
たった1人が、負のエネルギーを発してしまうと、
それだけで、もう、舞台は台無しだ。

それは、練習風景でも同じこと。
だらだらと移動する人がいると、その場に影響する。
練習だって、楽しく本気！！
いい加減な練習からは、いい加減なものしか生まれない。

で、つい、知らず知らず痛みのある足に負担をかけていた。
最初ウォームアップでステップのあるものなど、体重のかけ方を意識したり、片足で対応していたが、
歌の練習では、ついしっかりと体重をかけていた。

で、後からどーーーっと、立ってることすら出来なくなってしまった。
あぁ～～ヤバイ！！
テーピングをしなおしても、ジンジンする。

家まで帰れるだろうか、と、本気で心配するくらいだったんだけど、
車でスタジオに行くことになった。

というのも、小道具類すべてを車に積んで保管してくれているメンバーが、
急に東京に転勤になった！＼(◎o◎)／！ので、
その車の保管場所を探していたから。

ちょうどのスペースを提供できることになり、
図らずもみんなに、うちのスタジオに来てもらうことになった。

道中の車内での会話で、ピースボートでの上演から関わっている、
このミュージカルを日本に上陸させたメンバーの一人から、
いろいろと話を聴くことが出来た。
ミュージカルのために、いろいろ調節していることなど。

わたしは縁あって、このミュージカルに関わることが出来たことを、
本当に嬉しく思った。