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久しぶりに、島田紳助が司会する大阪の番組を観た。
「ウルルン滞在記」並みに、どこかに押しかけていっては、 若手の芸人が、ある種の体験をして帰ってくるというもの。 たまたまその時間に自宅に居る事ができ、 PCのTVをつけたら、懐かしい番組をしていたのだ。 アシスタントも初めて観たし、その若手芸人(女性)も初めて観た。 途中からだったが、どうやら、台湾のある島の家庭にホームステイしているようだ。 あれ?この番組って、国内専門だったと思ったけど、今日は特別? それとも、最近の修学旅行に海外が増えているように、 変化しているのだろうか? かなりの長寿番組だ。 なんだか妙に、時代の流れを感じたり、 その番組をよく観ていたときの、家庭での様子などを思い出したり。 台湾には行ったことはないけれど、 プレイバックシアターのアジア大会で、 台湾のカンパニーメンバーと親しくなったり、 ストーリーをしたりしたので、懐かしい故郷のような気がして観た。 テラーが幼い頃のストーリーだったが、その貧しい村の経済的背景などが、 TVで解説される島の状況と、オーバーラップする。 家族を置いて、出稼ぎに行く。 きっと、いたるところがそういう状況だったのだろう。 かつて日本の地方もそうだったときく。 が、貧しさの質が同じでないと強く思うのは、 年輩の人たちが、幼い頃日本語を学んでいたという事実。 戦前戦中戦後、日本人が行ってきた、様々な功罪。 彼らの親の世代が抱えていたであろう、戦後の営みが、 遠く離れた地の見ず知らずの他人ではあるが、 無関心ではいられない。 中国と台湾、日本と沖縄、ついその関係性に相似を感じてしまう。 ホームステイしている若手芸人は、沖縄出身らしい。 その純真な天然なパワフルさが、沖縄らしいとほほえましいが、 沖縄もまた戦争で大きな被害を受け、今もなお、軍事基地を抱え、 終わらない戦争の爪あとを感じる。 自然に恵まれ、自然を愛し、自然と共に暮らしている人たちの、 深く美しい愛を、一方で自然と共に破壊し尽くそうとしているのも、また、人間だ。 われわれ人間は、どちらをチョイスしようとしているのだろう。 失われた自然環境で育った人たちの、 残虐な事件のニュースが、連日報道される中、 選択の決断に残された猶予は、もうあまりないように思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.16 22:53:59
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