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カテゴリ:Art
『朝のリレー』 谷川俊太郎
カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝返りをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球では いつもどこかで朝がはじまっている ぼくらは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そうしていわば交替で地球を守る 眠る前のひととき耳をすますと どこか遠くで目覚時計のベルが鳴っている それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ * * * * * * * * * * * * * * * * すでに今日は、木曜日ではなく金曜日、朝4時に就寝。 2時間半後には、シャワーを浴びて、朝の支度。 こんな生活だと、かなり心身ともに疲れてしまうのだけれど、 この詩に出会って、 心がほどけていく感じ。。 すごく自由になって、 軽くなって、 見知らぬ誰かに、 「ありがとう」って、言いたい気分。 今の、目の前の事だけを、みるのでなくて、 「Ho Mitakuwe Oyashin!」 と天空に向って叫びたい。 わたしにつながるすべてのものへの感謝 満ち足りた幸せをありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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