山田維史の遊卵画廊

2013/02/13(水)22:25

『三島由紀夫映画論集成』

読書(145)

 弟が古書店でみつけたと『三島由紀夫映画論集成』をプレゼントしてくれた。1999年にワイズ出版から刊行された本で、三島由紀夫は映画について多くの評論や対談を雑誌に発表したが、生前、それらが一本にまとめられて刊行されたことはなかった。帯に「三島由紀夫の映画に関する論文+発言を完全網羅」とある。けだし秀逸な企画。山内由紀夫編、子息の平岡威一郎と藤井浩明が監修している。全696頁の大冊。弟がプレゼントしてくれたのはその初版。  先日なくなった大島渚監督と『ファシストか革命家か』というタイトルで対談をしている。私は未読なので、読むのが愉しみだ。

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