山田維史の遊卵画廊

2016/08/17(水)22:52

70歳過ぎて滅茶苦茶を描き出した

日常雑感(2075)

 午前10時から執筆を開始し午後7時まで、ほぼ終日、作品にとりついていた。構図の迷いは、大幅に変えることなく、要素をひとつ加え、それによって別の要素を従来の位置からずらして解決。  70歳を超えてから滅茶苦茶なことを描き出した。それでいいのか悪いのかなど、もう考えない。プロモーターは面食らうかもしれないが、どっちみち発表しての結果はみな私に還ってくる。家人はそのような私の方向性に以前から反対していたが、今では何も言わない。言っても聞かないことを、あらためて知ったのだろう。  ところで、その「滅茶苦茶」だが、今日、ふと思い出したのだ。昔、20歳前、絵描きになるなんてまるで考えていなかった頃、スケッチブックに手慰みで描いた鉛筆画が、現在描いている作品によく似ていたことを------。  もちろんそっくり同じではないが、そのことに気がついてみると、どうも執筆しているときの気持というか感覚というか、はたまた眼前にない何事かをとらえてくる手法というか、-------それが重なってくるのだ。懐かしいというのでは全然ないが、ああ何だか同じようなことをやろうとしている、と。昔の稚拙さを、今、あの頃より少しはましな確かな技術で描こうとしている-------そんな思いがした。

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