カテゴリ:自転車
静かな郡山の街を滑るように自転車で抜けていく。
以前はこの郡山も仕事でたびたび訪れたものだが、そんなことはもうないだろう。 さすがに12時を過ぎてからは少しずつ眠気が出てくるのでコンビニでホットコーヒーを飲んで身体を温めては走る。 カフェインが効いてくるのに30分はかかるので眠くなる前に飲むようにする。 幸いにも普段からコーヒーを飲んでいる人間なのでコーヒーをたくさん飲んでも胃が荒れないのでコーヒーはよい眠気覚ましだが、トイレが近くなるのが欠点だ。 国道4号線には脇にトラックが休憩する場所があるんだけれどもトイレは設置されていないので困る。 どっかトイレないかなぁ〜 とキョロキョロしながら走るのだが、あんまりいいことじゃない。 そうするとコーヒーも控えるしかないんだけれどもそうすると眠くなる。 コンビニなどで停車するとき以外は平均速度が25km/hを越える勢いで進んでいくものの二本松を過ぎてからはどうにもならない眠気で気がつくと車速がずいぶんと落ちているときがある。 この先に道の駅があったはずだから一度仮眠をするかな・・ 時刻表よりも1時間以上もマージンをとって走っているので十分余裕なペースなわけだから仮眠をしてもよかろう。 ただ屋外は零下寸前の気温だから道の駅といえども屋内に入って仮眠が出来ない場合はちょっとこまる。 そんなことを考えながら道の駅安達にピットイン。 当たり前だけれども自転車を停めておくスペースなんてあるわけがないんです。そりゃ自動車社会でしょうからね。 手すりのあるところに自転車をアースロックして建物に入ると暖房こそ効いていないもののコンビニはあるし休憩所も利用出来そうなので一安心。 ハンバーガーとコーヒーを買って休憩所の椅子でモグモグ食べながらツイッターを眺めると@Y_N_O氏は既に福島県に入っている様子だから仮眠をしている間に一気に間合いを詰めてくるかもしれない。 まぁ追いついたら一緒に走れば眠気にも勝てるだろうしね。 暖かいハンバーガーを食べると胃が動き出して血液がそちらに集中する分、眠くなる。椅子にすわってしばらくウトウトとしてみるが、けっこう引っ切りなし人がやってきては出て行くので熟睡とまではなかなかいかない。 どういうわけだかカップルが多いのはなぜだろうか? コーヒーを飲んで眠気をさましているとトラックドライバーとおぼしき御仁が話しかけてきた。 「自転車でどこまでいくの?」 「仙台までなんですよ」 「えぇ! 仙台かぁ。遠いなぁ。さっきトラックで追い抜いたからわかったなんだけれどもね。 自分も昔は自転車をやっていたけれどもそこまでの根性はないなぁ」 とよくある会話。なんか久しぶりに会話した気がする。 道の駅を出発するときにさっき購入したブラックブラックガムを咬んで眠気をさます。 いままで自転車を乗りながらガムを噛むという行為をした事がなかったのだが、これは確かに眠気が覚める。 なんでいままでコレを使わなかったのだろうか? しかし欠点もなくはない。外が寒いのでドリンクがキンキンに冷えているんだけれども、そのドリンクを飲むとガムが硬くなってしまうんですよね。 これは車ではない体験ですわ。 福島市を抜けて国見町を過ぎるといよいよ県境のちょっとした峠となる。これが最後の大きな上り坂だ。 追い越し車線があるものの後方からはあまり車が来ない。 貝田駅前が峠ポ地点になる筈なのは事前調査でわかっていたので駅の案内でも出れば残りわずかだと考えていたのだけれども、いつのまにか下り坂になり駅も過ぎて宮城県に入ってしまった。 少し強い下り坂で街灯も少なかったので中華LEDライトもその出番と相成った。 ふはは。1,000ルーメンのライトを照射すればどんな下り坂も怖くないのだよ。 とスイッチで1000ルーメンモードにして下りだすとパワーダウンのお知らせ。ありゃりゃ。別にまだ使えるんだけれども夜明けまで残り3時間もないので予備の電池と交換して路面を照らす。 そうやって手間をかけたのにまた明るい国道になったので弱に切り替えるというありさまだ。まぁよくある事よ。 道の駅で食べたハンバーガーだけではやはり空腹を満たせなかったので最後のピットインでもある323km地点のファミリーマート蔵王宮店でパスタとほうじ茶でチャージアップ。 時刻は午前4時半。仙台まではあと30kmちょっとなので順調にいけば6時までには到着できそう。 サコライド仙台 蔵王宮〜仙台へつづく
ワタクシはロードバイクでビュンビュン?走っているつもりだが、ランドナーのようなバイクで走るのもいいと思う。大人の自転車だよね。 ********************
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