カテゴリ:TOT(東京-大阪-東京)
大阪-東京-大阪の二日目。
午前4時にセットした目覚ましよりも早く目覚める。 靴擦れした足の痛みはまだあるが、それでも昨日よりはマシな感じがする。 今日はどこまで走れるか? 昨晩からそればかりが気になっていた。 ここから200kmで東京日本橋。 1日で400kmを走りきれれば、またこのホテルに宿泊できるが、 そうでないと小田原から静岡までは思いの外、宿泊できるところは少ない。 でも心配よりも空腹が勝っていたので午前4時には出発。 宇津ノ谷峠の下りは惰性で降りて牛丼のすき家へピットイン。 一日三食ちゃんと食べないとダメだよね。ロングライドなら1日4食くらいになると思うけれど。 コンビニでおにぎりなどを購入して再出発。 今日も追い風気味で楽に走れる。 これから御殿場まで登ってそこから三宅坂までずっとアップダウンが続くのかと思うとゲンナリしてくる。 R246三島側は序盤にキツイ登坂路で、あとはダラダラと長い坂が御殿場まで続く。 最近は以前ほど長いとは感じなくなって来たが、それでも20kmくらいは上りが続くからやっぱり時間はかかる。 軽車両通行禁止部分は歩道に回避して前へ進む。 進んでいるはずなのにサイコンはちっとも変わらない。むむむ・・・ これは出力不足ということか。昨晩は足の痛みで3時間ちょっとしか睡眠できていないので、力が思ったように出せていないのかもしれない。 セブンイレブン裾野千福店で補給と休憩にする。 頭もまったく回らないのが自分でもわかる。睡眠不足だからだろう。コーヒー飲んでガム噛みながら再出発する。 なんとか御殿場まで上り詰め、あとはしばらく下るだけ。 なんだけれど、土曜日なのでR246には乗用車とトラックがひしめき合っていて混雑している。上り坂でトラックに煽られる。路側帯がないのでかなり怖い。日本の国道は自転車のことまで考慮されていないとも思えますが。 松田からはR246特有のアップダウンが延々と続く。下り坂の勢いを借りて登るという走法になるのだが、渋滞していて思ったように進まない。 伊勢原で水分補給だけした。ラーメンを食べたいから、ランチタイムまで走り続ける。 いつのまには地元の横浜瀬谷を通過する。ここから数キロ走れば自宅だ。だが、いまはラーメンのことで頭がいっぱいだからそのことはすぐに忘れた。 おあばのブルベの帰りに市が尾のラーメン屋さんに立ち寄った記憶があるので、そこまで走った。 あぁ到着。写真を撮って駐輪してさてラーメン・・・ と店の前に立つと 「準備中」 えぇ??? なんですと? なんで昼時なのにラーメン屋が準備中なんだ? 開いていないものはしかたがない。また自転車を走らせる。こうなると不思議なことにロードサイドのラーメン屋さんが全く無くなる。R246にラーメン屋がないわけないだろうに・・と思いながらも、ないものはない。いや、もう見えないのかもしれない。 やっとこさ幸楽苑があったので、入店しようとすると待ちの行列がわんさか。こりゃ無理だわ。 また自転車を進める。 当然、進むんだけれどいつのまには二子玉川。なんで二子玉川までラーメン屋ないんだ。 R246ガード下にもラーメン屋があったのを覚えていたので、そちらに立ち寄るとまたしても店の外まで行列。 惨憺たる思いで多摩川を渡り瀬田の交差点で信号待ちしていると神を見た。 ラーメン屋が目の前にあるじゃないか。 自転車から降りてそそくさと店の前に駐輪してラーメンライスを注文する。 あぁこれで繋がった。 コップの水を一息で飲み干して、靴擦れで痛む足の様子を診てみる。 なんと靴下まで擦り切れているではないか。 これパタゴニアのスキー用ウールソックスで、冬場のロングライドでお気に入りだったんだけれどな。 ツイッターを眺めてみるとHideさんからシューズエキスパンダーで拡げるといいよとアドバイス。ありがたい。 ラーメンはスープは普通なんだけれど、麺がそうめんみたいでバランス欠いた感あり。 それでも空腹なのでもちろん完食。 そうやってラーメン食べている合間に薄軽さんにワタクシの自転車を見たよと。 あらま。 ラーメン食べたので元気出て来た。首都高下は相変わらず渋滞だが、車やバスの合間を縫うように走る。そしてスプリントしないと煽られる。 三軒茶屋あたりで、若い男の子の自転車乗りと繋がる。ヘッドホンに下手な咥えタバコで赤信号無視でゆらゆらを走っている。東京に慣れてない感満点な御仁の顔をとくと拝見して追い抜かせてもらう。 渋谷を過ぎて表参道はものすごい人だかり。よく考えるといつもそんなものか。滋賀県に人がいなさ過ぎるだけなのかもしれない。 赤坂のキッツイ上り坂を越えれば、登坂はオシマイ。三宅坂を降って皇居周回へIN。 東京駅前を抜けてR1に合流しやっとこさ日本橋へ到着。 往路520kmを31時間30でした。平均速度なら16.5km/hとなります。 宇津ノ谷峠で5時間ほど休んでいたので、まぁこんな感じでしょうか。ブルベは平均速度16kmだったから、けっこう際どいくらい遅いです。 それにしても日本橋の国道元標は外国人多いですね。ここは観光スポットなのでしょうか?それに比べると大阪の元標にはあまり人は来ないし。何が違うのでしょうか。 この写真を撮って大阪へ戻ります。すごく嫌です。このまま横浜の自宅へ帰りたいです。 復路は横浜までR15を走ります。東京のビルの谷間は品川あたりまで続き、そこから一段低い建物がずっと続きます。 先ほどから風が強くなってきました。 だんだん空が黒い雲で覆われています。多摩川を渡ると自転車を降りる人もいるくらいに風が強い。 日中も前後のライトを点けている。電池交換のためコンビニストップ。おにぎりも購入して外で電池を入れ替えていると風でコンビニのゴミ箱の扉が開き、ゴミが風で車道へ飛んでいく。こりゃ大変。店員はそれどころではないようで、店の中から全く出て来ない。あとで回収大変だろうな。 横浜市内に入ると二人乗りのスクーターが結構な速度で追い抜いていった。続いて小型ダンプが2台、スクーターを追うように走り抜けていった。何やってんだか・・ と次の信号機で停車すると、ダンプからドカタがワラワラ降りて来て二人乗りのスクーターのお兄ちゃんを突き飛ばして吠えている。 駅前の交差点で人が見ているのに、社用車でそれはまずいだろうに。ドカタだから勢いはあるが、明日からどうやって暮らすのかちょっと気にならないでもない。最近は東名高速でも似たようなことがあったし、つける薬はないからどうにもならないのかもしれない。 戸塚駅前を過ぎて遊行寺の坂を下る。時刻は19時を過ぎ、どうも寒いのでガストで夕食にする。 牡蠣チゲを注文する。この時間から箱根を超えるとなると深夜0時近く。そこから三島に下って宿泊できるホテルをiPhoneで探す。 ない。ないんだよ。新富士の先にある吉原のあたりとか、宇津ノ谷峠まで行かないとアレなホテルがないのだ。普通のホテルだとチェックイン時刻を過ぎてしまう。小田原あたりで一泊という手もあるが、三日目の距離が長過ぎることになりそう。これは厳しい。 いや、もともとそうなりそうなことは予想していました。しかし、その時にも解決案は見つからず時の流れに任せようとしました。で、やっぱり詰んでいると。 ほっかほかの牡蠣チゲを頬張ると身も心も緩んでしまう。と、その時にアイディアが。 OTOはリタイヤしてしまうが、横浜の自宅で一泊し、明朝始発の電車で静岡あたりまで輪行して再スタートすればいいのではないか? 100点満点は取れないけれど、60点でも取れればいいじゃないか。趣味だもの。TOTだって4回目の挑戦で達成だったくらいだし、OTOで失敗したところで、東海道がなくなるわけでもない。 そう思うと気が楽になった。こう考えさせてくれたのは、大阪梅田新道の国道元標で出会った年配キャノンボーラーのおかげだろう。身の丈にあったことをすればいい。できないことを無理にやって怪我をするなんて褒められたことではないからね。 ここから自宅まで自走なら40〜50分。小田急乗っても40分かな。強烈な北風の中を自走すると心も折れそうなので、藤沢駅から輪行することにした。 小田急江ノ島線に乗って横浜の自宅へ戻るとは思いもよらなかった。乗り換えたりして最寄駅から輪行のままの自転車を担いで歩いて帰宅。駅前にワゴンタクシーいたら乗車していたかも。 帰宅といっても家族は誰もいない。みんな温泉旅行に行っているから。 さっさと服を脱いでシャワーを浴びる。洗濯している間に冷蔵庫から最後の一本だったプレモルを飲みながらツイッターを眺める。 あっという間に時間は過ぎ、洗濯物を干したら目覚ましをセットして就寝。明日は始発電車で西へ向かう。 Day2の走行距離は241kmでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.08 21:06:34
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