カテゴリ:西国三十三所巡礼の旅
おはこんばんちは。
今回は滋賀県近江八幡市にある西国三十三箇所 第三十一番の長命寺へと巡礼した。 琵琶湖の東側に位置する小高い里山にある長命寺。 歴史は古く、西暦619年に聖徳太子によって作られた古刹である。 自宅から一番近い巡礼地でもあるため通勤用のママチャリで巡礼してみた。 毎朝、ロードバイクで周回練習している場所なのでよく見知った場所でもある。 参道というほどでもない先に長命寺の看板を見ることができる。 近くには民宿もある。が、やっているところを見たことがない。 参道には宿坊として真静院もある。 一件だけある土産物屋。食べると長生きできる長命寺蕎麦を食すことができる。 お参りしてきた人たちに人気なのは、ラムネとアイスクリームだ。 なぜかって? この階段を20分ほどかけて登るからである。 自転車は土産物屋の向かいに自転車ラックがあるので、ロードバイクなどはそこに駐輪できる。 また、坂バカは階段を上らず、激坂を上がることも可能。 ちなみにこの階段。なんと808段もあるそうな。 徒歩でおよそ20分とあった。健脚ぶりを試される。 わざわざママチャリで来たのはこの階段である。 クリート付きシューズで登るのは危険だからである。 賢者は靴を履き替えるか、普通の靴で来るべきなのである。 安静時の心拍数が40bpm以下のワタクシでもうっすらと汗をかくくらいキツイ階段が続く。 一般の人はヒーフー言っている。 20分ほどかけて登ると冠木門が現れる。だが、まだ階段は続く。 もう少しだけ登ると本堂前に出て来る。 もうちょっと高いところ(鐘楼)まで登ると本堂の奥に三重塔が見える。 端正な檜茅葺の屋根が見事である。この辺りの寺院ではよく見かける屋根でもある。 本堂は1542年からのもので、それはそれは立派なものである。 御朱印を頂戴しに来ているのはワタクシだけのようで、 順番を待つこともなかった。 振り返ると琵琶湖一帯を見下ろすことができる。 ここは安土城からも近く、大昔は交通の要所であったそうな。 琵琶湖は夏は南から。冬は北から風が吹き、水面も海ほど荒れないから物資の運送には都合がよかったのであろう。だから、信長は中山道と八風街道が交差するこの地に城を構えたのかもしれないと想像してみる。 山の上は涼しい。しかし、本当に大変なのは階段を下ることだ。 登りで脚を使い切っているので、降りている途中で立ち止まる人は膝が笑っている。 そりゃ下りのが筋肉つかうよ。 下りきると琵琶湖の湿った風が下界であることを感じさせる。 土産物屋でアイスを購入。 体力使って上り下りするから、みなさん土産物屋に吸い込まれる吸い込まれる。 なるほど。だからすぐそばにスーパー銭湯のような長命寺の湯があるわけで、汗を流したくなるわけだ。 ちなみにここから自宅まで約12km。ずっと向かい風だった。ママチャリだときつかった。 帰宅してから飲むビールは自転車で200km走った後に飲む味と同じくらいうまかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.01 20:25:16
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