テーマ:創作童話(818)
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💛過去のあらすじ(502~510)
ζζζ スカンク作戦 ζζζ カメぱっぱの作戦は、海底基地に大量のスカンクを放せば、臭いに敏感な 彼らは大混乱に陥いる。そうすれば海底人が地上へ昆虫を運ぶ計略も中止に なるだろうと提案した。言い出しっぺのカメぱっぱが、イルカ型潜水艦に 乗ってスカンクたちを基地まで運ぶことになった。 トマソン大統領がマザーとカメぱっぱだけで作戦の入念な打ち合わせを 勧め、他のものたちとは会議を続ける。木村とめさんが何気なくつぶやく。 ボントスの言いなりになっている素振りをしながら、しっかりと、その 高度な科学技術を盗み、人間社会に役立てればいいのだと。 エリーゼはボントスの新たな武器、気象変動をもたらす恐ろしい内容を 知らせる。エリーゼとクリサーラは、当初、人類は野蛮で愚かな生物だと 思っていたが、こうやって会う人々が全員、素敵なので驚いていると、 打ち明けた。海底、地底、人間社会どこにでも、愚かな者やすばらしい者が 入り乱れているのを痛感する2人。 海底人の特殊な記憶装置、脳内部を説明するエリーゼ。スカンク作戦が例え 成功してもそれは一時的なものであると付け加える。 桐山清十郎は、トマソン大統領に突然、指名され慌てるが冷静に応えた。 カメぱっぱの作戦に追加する企画案を披露して存在感をアピール。 1人と1匹の絶妙な会話を褒めたたえるトマソンは、羨ましく思う。 クリサーラが地底人は多くの雑菌やウイルス、バクテリアを採取、培養し 他の動植物にどのような影響を与えるか研究していると発言する。 人類は害虫や病原菌、ウイルスなどを排除、絶滅しようとするが自分たちは 共存を目指す。害をもたらす部分をカットして本来もっている本能を維持する よう菌などの相手を尊重し、プラス、マイナス両面を考えるようにしている と、トマソンに忠告する。 会議を開いてから4日後、バージニア州ノーフォーク海軍基地へ小さなイルカが 潜入した。マザーが海底基地から切り離した小型潜水艦を音もなくひそかに 侵入させたのだ。 カメぱっぱがそれに乗り込み、海底王国へと向かう。 急きょ、世界中の飼育場から集められた875匹のスカンクたち、潜水艦に運ぶ前に ハクビシンの新之助とカメぱっぱが、今回の目的を丁寧に説明する。 海底王国を東西南北4班に分けスカンクたちを配置し、それぞれの班長を選出 した。その中の1匹が王国の中を気に入ったら、そのまま住みついていいのか 質問した。 カメぱっぱは、任務が終わった時点で判断すればいいだろうと、答えスカンクも 了承する。 海底基地に着いた小型潜水艦は、マザーの誘導で桟橋に誘導され、一斉に スカンクたちは王国にとなだれ込む。 つづく クリサーラが述べた、地球上における雑菌、ウイルス、バクテリアなどとの 共存、人間の歴史から見ても、未来においても含蓄(がんちく)がある言葉 ですね。とくに今、コロナウイルスと闘っている人類に言っても、何、バカな ことを言っているのだと相手にされません。しかしあらゆる菌やウイルスとの 共存、共栄、我々にとってこれからの大きなテーマになるのは、間違いないの です。50年前の人間が地球環境のため、ガソリン車を廃止して電気自動車を 走らそうなど言っていないのと同じように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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