スズキコージさんの原画展に行ってきました!
今日、待望のスズキコージさんの原画展に行って来ました。先週からの食あたりでまだ本調子ではなく、また妻の体調も悪かった中、なぜか奇跡的に今日行くことができました。相変わらず暑さ厳しく、ひろくんにとっては少し大変でしたが、それ以上に頂いたものはとても大きかったです。(^^)場所は、岡山大学構内で、私は大学の敷地内に入ったのは多分生まれて初めて。何かしら、私こういうところは緊張します。。原画展は、「エンソくんきしゃにのる」を初め、10冊程の絵本の原画をそれぞれ約1冊分ずつ展示してありました。1冊の本にはたくさんの絵が入ってるもんなんだな~と改めて実感しました。また、ありきたりですが、絵本と原画の色の違いもよくわかりました。原画はやっぱりいい!です。そのあと、すでに始まっていたスズキコージさんの講演会を聴きに行きました。 上の写真は、左側の絵が未公開だったため、わざわざ見せてくれた時の1コマです。写真OKとのことでしたので、1枚撮影させていただきました。面白い方でした。本当に自由人。自由気ままに色んなところに出没していらっしゃるようです。詩人・谷川俊太郎と一緒に食事された時のお話も大変面白かったです。好きなことをして生活が出来る人に私もなりたいです。私はまだまだめどすらたっていませんので・・こればっかりは、皆に影響を与えられる人の特権でしょうね。以外だったのは、20才くらいの時、人としゃべれなかったそうです。今の、スズキさんから考えると信じられませんが、事実のよう。生まれたときから画いていた絵がその時のコミュニケーションの助けになったそうです。私も丁度その年代、引きこもっていた時期がありましたのでその部分は共感できました。全体的にとてもお話が面白く、会場が大爆笑だったときが何度もありました。ここでは、たくさんの印象に残った話のうちひとつだけお話させていただきます。私が最も心に残った話です。最後の質問コーナーで、ある小学生の女の子の質問で、「スズキさんが一番上手にかける絵はなんですか?」との質問がありました。スズキコージさんは、少し考えられて、「全部、自分の絵はつながっているので何が上手なのかは答えられないな~」というような事を言われていました。生まれたときにクレヨン(だったかな?)をすでに持っていたそうです。(実話かどうかはわかりません・・(^_^;A)その時から今までずっと絵を書き続けているそうです。だから、生まれたときから、今まで1本の絵の線を画いているようなものであり、何が上手に書けるか、ということは言えないということを言っておられました。すごい、と同時に素晴らしい生き方だな~と思いました。私は、目先ぶつ切りのたくさんある人生だけれど、それでも目に見えないところではやっぱりつながっているのかな~などと最近よく感じます。ただ、手繰っていくにはとても複雑な人生で、そのせいか、なかなか自分をうまくまとめることが出来ず今も苦労しています。余計なことを考えすぎてしまうんでしょうね。スズキコージさんのお話を聞いてそのことにも気づきました。後、今回気づいたのはこの原画展を支えているたくさんの方々のこと。私たちがこうやって楽しめているのも、このような人間の宝のような人を、良い条件の下で、紹介して下さっている方々のおかげなんだな~と強く感じました。原画展の代表を務める、おもちゃ屋さん「くんぺる」代表の洲脇(すわき)さんもその中のお1人ですが、とても現場で良い仕事をされていました。(仕切っておられました!)見るからに、大変なお仕事です。でも、やり遂げた後の充実感はすごいものがあるんだろうな~とも思いました。私のように、体調を途中で崩すわけにも行かず、本当に頭が下がります。私はもっと仕事意識を高めないといけないな~と恥ずかしく思いました。今回の原画展は、さまざまな角度から楽しめ、勉強になった原画展でした。明日がフィナーレです。原画展での帰り、高速の吉備SAで一服。まだ胃が本調子でないので、ちーちゃんと同じココアにしました。とてもおいしかったです。。