アインシュタインの相対性理論
アインシュタインの相対性理論によれば、静止した状態で光の速度を測定すると光速cですが、光速に近いロケットに乗って光の速度を測定しても光速cになります。これは、常識では考えられない法則ですが、正しい法則です。一方、創造目的論とその根拠となる統一原理において、「存在しているものは、いかなるものであっても、相対的関係を結ぶことによって初めて、存在している。」という命題に立ち、ここでいう相対的関係は、原理講論で記述されている時空を超越した根本的力である万有原力によるのであり、「あらゆる存在をつくっている主体と対象とが、万有原力により、相対基準を造成して、良く授け良く受ければ、ここにおいて、その存在のためのすべての力、すなわち、生存と繁殖と作用などのための力を発生するのである。」とするならば、光と測定者との相対的関係が、時空を超越した万有原力によって成立するので、アインシュタインの相対性理論をそのまま理解することができると思われます。創造主が「光あれ」といわれて、宇宙が始まったように、光は時空の根本に位置します。しかし、その光をはじめとする存在物どうしの相対的関係は、時空を超越して結ばれているのです。