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カテゴリ:OT~作業療法日記
今日、ぽっくんが学校から表彰状を持って帰ってきた。
初めてのことだ。 何を表彰されたかというと「絵」だ。 市の展覧会出展したというだけのものらしいが、 スゴイ! めっちゃうれしい。 本人は何のことだかよくわかってないみたいだが、 「どうやってもらったん?」と聞くと 「朝礼の時、運動場で」と答えた。 本当かどうかわからんが スゴイ! どんな絵を出品したのかは知らないけれど早く見てみたい。 ぽっくんは絵を描くことが好きだ。 毎日何かしらの絵を描いている。 でも、いまいち丁寧さに欠ける。 乱暴と言うかテキトーと言うか・・・ 描く絵はだいたい同じ。 信号、○○レンジャー、プリ○ュア、道路…などなど。 でも、最近はやっぱりちょっと成長したっつうかちょっと進化している。 ○○レンジャーが何かしている絵とか、プリ○ュアが風邪をひいて マスクをして、病院へ行き、お医者さんに診てもらってる絵とか。 う~ん、マンガのような感じ。 何枚も紙を使って、一枚目は風邪をひいて咳をしている絵、 二枚目はマスクをしている絵、三枚目はお医者さんに見てもらってる絵。 という感じ。 絵に動きが出てきたって言うのかな? そう、最近のぽっくんの成長はめまぐるしい。 今日はOT(作業療法)の訓練の日だった。 そこでも先生に「ここ2,3ヶ月ですごく成長している」 とほめられた。 ぽっくんは体はめっちゃ健康だし、動きが鈍いと言う感じでもないので、それに関しては問題ないって私勝手に思ってた。 でも、OTを受けてみて色々わかった。 ぽっくんは実は体の使い方があまりうまくないらしい。 お箸の持ち方や鉛筆の持ち方がおかしいことはわかっていたけど。。。 体の使い方がわかっていない為に、公園などの遊具でうまく遊べなくて、でも、きっと自分でも「うまく遊べてない」と言う事にすら気づいてないのだろう。 すぐにあきらめて、物を投げたり、小さい子供を突き飛ばしたり、ぽっくんは言葉が出ている子なので、言葉遊びに走ってしまったり・・・。 でも、訓練の中で「こういうときはこういう風に対応してください」とか「こういう動作をするときは、こういう心理状況だからです」みたいなことを訓練士さんが教えてくれて、それを日々の生活に生かすことで、どんどん成長していく。 今日は、ソリ(雪遊びで使う)にコマがついた物を使って訓練した。 そり用の大きな滑り台のようなものを用意され、その上からソリで滑る。 簡単なようで、ぽっくんにはかなり頭を使う事らしい。 まず、コマがついてるから、滑り台の上でエシアンが乗ろうとすると、ソリが動いてしまう。どうしたらソリを上で固定する事ができるか? まず、それを考えなければいけない。 訓練士は手伝わない。 ぽっくんは色々試してみる。すると、後ろのコマを引っ掛けると固定して、自分がソリに載る事ができた。偶然引っかかったら固定できた、にすぎないのだが、これが大事な事だ。色々ためして、自分でどうしたら良いか見つける。 こんな事、私たちにはいつもの事かもしれないが、ぽっくんにとっては、つい最近までできなかったことだ。すぐあきらめて、その遊びをしようとしなかったり、本来の遊び方と違う遊び方をしてししまったりしてた。例えばソリを投げる…とか。 次に、ソリを上から滑って下に置いた太い棒のようなものを倒す(人間ボーリングみたいな感じ?)という遊びをした。 初めは簡単に倒れる位置にわざと棒を置き、一度体験させる。 次に、棒の位置をずらし、ただ滑るだけでは倒れない(当たらない)ようにする。 すると、またここで体を使いながら学習する。何度も何度も失敗をしながら、体のどの部分に力を入れれば、ソリを思う位置に滑らせることができるか。。。 どれくらいの力をかければ、この太い棒が倒れるか。。。 ぽっくんは30分くらいのこの訓練の中で、クリアする事ができた。 エライ! このごろ、こういう感じで「あきらめずチャレンジする」ということができるようになってきた。そして、困難を乗り越えて出来るようになることを自分でも喜んでいる。 ぽっくん、がんばれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月09日 00時21分12秒
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