夜、9時前にぽっくんと一緒に寝てしまった。。。


が、


夜中、1時過ぎに目を覚ましてしまった。



ぽくままは本当はベッドで寝たかったのだ！


せっかくフワフワのベッドがあるのに寝ないなんてもったいない！



で、ぽくままだけベッドに移動した。



が・・・



目が冴えてしまった(Ｔ∀Ｔ；）！


眠れない。

　
どうしよう・・・


色んなことを考えてしまう。

たいした事じゃないけど、なんだか色んなことを考えてしまう。

寝よう寝ようと努力するが眠れない。


「そうだ！明日どこへ行くか考えよう！」


夜中にパンフレットやガイドブックを見た。

ミシガンに乗ったときにもらったパンフレットの中に
地図入りで観光名所が載っていた。


「レントラ」から近いところでどこかいいところは・・・？

「黒壁スクエア」

というところが、地図上では割と近いように感じた。

ぽっくんの愛読書のガイドブックにも載っていて、ぽくままは興味があった。

「黒壁スクエア」というところには「黒壁ガラス館」というところがある。

ぽくままは「ガラス館」とか「オルゴール館」とか
なんだかそういうレトロチックな名所に惹かれる傾向がある。

「ここ、行きたいなぁ～。明日ぽっくんに相談してみよう・・・」

そう思いながら、また眠る努力をした。


午前3時半頃、ようやく眠る事が出来た。



あさ、5時半。


ぽっくんが起きた。


ぽっくん「おかあさ～ん！」

ぽくまま「おかあさん、ベッドよ～！」

ぽっくんがベッドにもぐってきた。


しばらくぽっくんも横で寝ていたが、熟睡はしていない様子。

6時半頃、完全にぽっくんの目が覚めた。


ぽくままは、まだ、体も頭もぐったりした感じ。



ぽっくん「朝や！起きよう！」

いつもの寝ぼすけのぽっくんとはまるで別人。

ぽくまま「もうちょっと寝ようや。朝ごはんは8時やし。」

ぽっくん「朝風呂入る！」

ぽくまま「えぇ～～～？！まじで～？また入るん？もうええやん～！？」


温泉ならともかく、ただの大浴場に別に朝風呂なんか入らんでもいいやんか？


ぽっくん「朝風呂!朝風呂！」

ぽくまま「解かった解かった・・・」


なんだか、全然寝た気がしていないぽくままだったが、
ぽっくんのお誘いで起きる事にした。


7時ごろ、朝風呂に入りに行った。


浴場に行くまでの間にフロントがある。

フロントを通りかかった時に、宿舎の男の人に呼びかけられた。


宿舎の人「朝食は、今朝はこちらの本館の101号室をご用意しています。」

ぽくまま「え？朝ごはんは食堂ではなかったですか？」

宿舎の人「その予定でしたが、人数の加減で個室をご用意いたしました。」

ぽくまま「あ、そうですか。わかりました。」


・・・


「レントラ」を予約した時点から、朝食は大広間になると言われていた。
どこ旅館でも、夕食は個室で出来ても、朝食は大広間というのが普通だ。

「人数の加減」と宿舎の人は行っていたが、大型連休でもなく、
前日からのこの宿舎の様子を見ても、たいして混雑していることもない。

きっと、ぽくままとぽっくんへの配慮だと思う。

ぽくままは、電話での予約の時点で、ぽっくんが障害児だという事を告げていた。
迷惑をかけることがあるかもしれないからだ。


その上、余計な事だったかもしれないが、
宿泊確認のはがきを出す際（宿舎から送られてきた予約票の中に入っていた）
このブログのアドレスを書いた。

見てくれたかどうかはわからないが、
一晩だけでもお世話になるぽっくんの事を知ってもらいたかった。


ぽっくんの障害を知っていてくれての配慮なのか、
それとも、単に本当に大広間が大混雑していたのか、
はたまた、前夜の夕食の際、あまりにもぽっくんが
汚い食べ方をしていたから、ほかのお客さんの
迷惑になると思ったからなのか・・・
（一応、食べこぼしたものなどは片付けたが・・・）


本当の理由はわからないが、

個室に朝食を用意されたのはぽくままとぽっくんだけだった。


でも、もし、ぽっくんの事を知っての上の配慮だとしたら
すごく嬉しい。


去年、最初で最後の3人での家族旅行で白浜へ行った時、
夕食は個室で出来たが、朝食は大広間だった。

ぽっくんは普段から朝食はあまり食べない子供だ。

大広間で大声は出すわ、寝転ぶわ、うろうろするわ。。。

大変だった。


今回は「おとなしくしてね」と言い聞かせていたものの、
実際、大広間へ行くとどうなっていたかわからない。


そこへ、この宿舎の「個室をご用意いたしました」というご好意は
大変ありがたかった。


「レントラの人」（ぽっくんの言い方）本当にありがとうございました。


・・・


ぽっくんと、朝風呂に入り、寝ぼけていたぽくままの頭も
なんとか目覚め、爆発していた髪の毛も落ち着き、案内された
101号室に行った。


朝から豪華！


いつもはあまり朝食を食べないぽっくんも、頑張って食べてた。


ぽくままもいつもは朝食を食べない人なのだが、おかわりまでしてしまった。


すごくおいしかった。


朝食を終え、部屋に戻り、帰り支度。



ぽくまま「ぽっくん、今日は、このガラスのところに行こうと思うんやけど。」

ぽっくん「ガラスのとこ行く！」

ぽくまま「その後、琵琶湖博物館に行ってから帰ろうか？」

ぽっくん「琵琶湖博物館行く！」


琵琶湖博物館には実は以前行った事がある。

ぽくじじ（ぽくままの父）のある交流会の日帰り旅行に同行した時だ。

しかし、その時、ぽっくんは途中でパニックを起こし、
充分に楽しむ事が出来なかったのだ。

だからその時「また今度来ようね！」と言っていた場所なのだ。



荷造りを終え、チェックアウトをした。


宿泊料金、約2万円を支払い、お世話になったレントラを後にした。


ぽっくん「レントラの人！さようなら！バイバ～～イ！」


自分から、何度も大きな声でお別れのあいさつをしたぽっくん。



駐車場の車に乗り込み、カーナビを

「黒壁スクエア」

にセットした。

また、ぽくままの頼りは「カーナビ」のみ。


「有料道路利用」で見ると、料金は500円。

現在時刻、9時で、到着予定時刻は10時。

ぽくまま「1時間もかかるのか・・・地図で見るより結構遠いなぁ。」


しかし、ぽくままの運転では、たいていカーナビの予定時刻より早く到着する。


「10時前には着くだろう・・・」


そう思って出発した。



続き



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