2005/11/18(金)00:44
お、お、おおおお、大奥~
きょうの大奥。(週に一度のお楽しみ)
長丸が三日三晩苦しんで亡くなった。わが子を亡くし慟哭する安子。
長丸を殺したのはおでんだと、証拠の袱紗を見せて綱吉と桂昌院におでんの詮議を要求する。(耐えるキャラから一変、怒りの安子さん)
おでんは一応詮議を受けるが、無実を主張し沙汰なしとなる。
長丸の葬儀の日、憔悴しきった安子の前におでんが現れる。
飛びかかりたい気持ちを抑え、安子はおでんをにらみつける。
後ろ暗いところがあるおでんは目をそらす。
その様子を遠くから見つめる正室・信子。(この人ホントに悪人だよ~)
信子は安子に優しくするふりをして、長丸を殺す機会を狙っていたのだった。
廊下の端で信子と柳沢吉保が話している。信子が長丸に飲ませた毒は吉保が渡したのだ。
しかも毒はまだ残してあるという。今度は誰を狙うのか?
音羽は本当の犯人は誰か知っているようだ。
桂昌院は頼りにしている僧に長丸の死の原因を聞く。
僧は「上様と安子様のご縁は呪われている。長丸は罪の子だ」と言う。
そのとき桂昌院の脳裏をよぎったのは、安子の元夫・成住の顔と、身も世もなく泣き崩れる安子の姿。『長丸は成住の子に違いない・・・』怒る桂昌院。
さらに桂昌院は、災いを取り除くために元凶である長丸の生きていた記録をすべて抹消させる。(歴史上存在しない子なのでね・・・)
京から綱吉の新しい側室がやってきた。(アゲハチョウ☆キラリン☆飛んでます!)
その名は「大典侍(おおすけ)」。(やっとでました中山忍)
おでんの生んだ徳松に世継ぎのお墨付きは与えたものの、やはりおでんの卑しい出自が気になるのか、桂昌院が呼び寄せた公家の娘だ。しかしその内面は計算高く、綱吉の子を産んで大奥を支配することをもくろんでいるようだ。
(桂昌院さまだってホントは八百屋の娘なのに・・・自分にコンプレックスがあるから余計に高貴な血筋を求めるのかも。)
綱吉が大典侍のところにわたる予定だった夜、綱吉は安子のところへ行く。
それを知り怒りに震える大典侍。
(この大典侍がまた腹黒そう。あの目は何か企んでますよ~)
大典侍が御殿を要求したため、工事が急ピッチで行われている。
その現場へおでんが徳松を連れてやってきた。
徳松の手まりを投げつけ、壁を壊す。
そこへ大典侍が登場、おでんを侮辱する。一触即発、にらみ合いが続く。
一方、安子は工事現場をさまよっていた。ふと落ちていた手まりを見つける。
長丸の想い出がよみがえり涙する。
その手まりを探して徳松がやってきた。長丸を殺したのはおでんだと思い込んでいる安子は、わが子の仇をとる千載一遇の機会とばかりに手まりを転がし、かんざしを握って息を殺す。
まりを見つけて徳松が走りよってきた。そのとき徳松が縄に足を引っ掛け、そのはずみで立てかけてあった材木が倒れ掛かってくる。
安子はとっさに徳松に覆いかぶさり、けがを負いながらもかばった。
(母性が怨みを超えたのか)
しかし、その夜から徳松が原因不明の病におかされ、三日三晩苦しみ続ける。
おでんは寝食を忘れて付きっ切りの看病をする。
(ん?三日三晩?こういうシチュエーション前にもあったような・・・残ってた毒が使われたか?でもいつ盛られたのか?)
廊下を歩く安子は髪を振り乱したおでんに出会う。
おでんは安子を疑い、安子はおでんに恨みをぶつけて、取っ組み合いのけんかとなる。
(やはり小池さん、武闘派ですね。ビンタも堂に入っている)
そこで安子はおでんが長丸に青梅を食べさせたが、すぐに吐き出させたことを知る。また、安子を疑うおでんが叫んだ「子を持つ母の所行か!」という言葉も気になる。
安子が誰かの視線を感じて振り向くと、そこには信子の姿が。
信子の意味ありげな微笑みですべてを悟った安子は、いよいよ信子との直接対決に臨む。
女たちの戦いが激化してきた中、密かに新しい命が生まれた。
柳沢吉保の側室・染子が男子を産んだのだ。
男子が生まれ喜ぶ吉保。「この子は将来天下をとる・・・」
吉保は染子を綱吉に差し出していたので、子供は綱吉の子だというわけである。
しかし染子は吉保とも関係を持ち続けていたので、吉保の子かもしれない・・・
音羽のナレーションにもあった、「皆の運命を変える子」とは一体どういう意味なのか、吉保は何を企んでいるのか。
来週はいよいよ『生類哀れみの令』が出てくるらしい。
佳境に入ってきた大奥、ますます面白くなってきましたよ~