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テーマ:見上げた空はどんな空(1466)
カテゴリ:石田の日記
(大文字焼の)「大」に独力で一画を加えて 「犬文字焼き」を作ることは京都の学生が必ず一度は夢見ること (森見登美彦/著『太陽の塔』より) 確かに「犬文字」の作成というのは誰もが一度は考えたことがあるだろう。 まさかこれが今年、実際に行われていたとは知らなかった。 僕は今年、初めて京都の大文字焼きを見た。 これまで京都市左京区界隈を訪れる度、 「大」の字を抱えた大文字山の山肌を見ては、 これに火が灯ったらどんな眺めなのだろうか、と思いを巡らせていた。 そして実際のそれは想像以上に迫力があった。 炎であるところが素晴らしい。 これは毎年見に来たいものだ。 そして先日、大文字焼き見物に同行していた知人から連絡が入った。 「今年は犬文字焼きだったらしいよ」 なに? そんな馬鹿な。 知人の話によると、火床に火が灯り、 我々が混雑を避けて早々に帰路についた後、 ライトによって「’」が加えられていたのだという。 なんだか都市伝説めいた話だと思った。 「ニュースでやってた」と知人が言うので、ネットで調べてみた。 すると判明した。 実際の「犬文字焼き」が行われたのは秋田県大館市にある 鳳凰山での大文字送り火でのことらしい。 映画『HACHI-約束の犬-』の上映を記念して、 ハチ公の出身地である大館市が実施したのだという。 どうやら知人はこのニュースを京都のことだと思ったようだ。 しかし なんという町興しの心意気。なんという遊び心。 誰もが思い描いた背徳の夢「犬文字焼き」を、市を挙げて本当にやってしまうとは。 是非、この目で見てみたかった。 尚、この模様はYouTubeにUPされていたので、 気になる方は見てみるべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.25 14:03:32
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