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テーマ:今日聴いた音楽(74271)
カテゴリ:★音楽
思いもかけず優しげな歌がある。
4th ALBUM『Small Change』(1976年) いつその曲を聴いたのか、はっきりわからない。 自分が足を運んだコンサートで聴いたのか、コンサートを録音したCDで聴いたのか。 わたしの記憶はすこし混乱していて、現実と空想の区別がつかなくなっている。 でもこれだけは確実で、私が最初に出逢ったのは、Tom Waits(トム・ウェイツ)本人が歌う『Tom Traubert's Blues (Waltzing Matilda)』(トム・トラバーツ・ブルース(ワルツィング・マチルダ))ではなくて、BON JOVIのドラマー、Tico Torres(ティコ・トーレス)が歌った“マチルダ”だ (※2) 。 それはコンサートの合間に歌われた曲。 普段は耳にすることのない、少し太っちょなドラマーの歌声。 ヴォーカルのJon(ジョン)とは比べようもなかったけど、Ticoの歌声は、ソロアルバムも出したことのあるギターのRichie(リッチー)よりもずっとずっとグッときた。 それに子守唄のようなそのメロディは耳に心地良くて、印象深くわたしの記憶に留まった。 やっぱり、たぶん行ったコンサートで聴いたのだとは思う。 でも、その曲名をちゃんと覚えているなんて・・・私は英語のリスニングが得意なわけじゃないのに!!(というより、まるでダメ!!) 曲名の断片だけで探し当てたのだろうか。 私の手元には、『Tom Traubert's Blues (Waltzing Matilda)』が収められたTom Waitsのアルバム『Small Change』がある。 (このアルバムを買ったキッカケは、間違いなくTicoの“マチルダ”を聴いたから) しゃがれたダミ声!! Ticoの歌で好きになったこの曲が、オリジナルではこんな強烈な歌だったなんて・・・! なんて粗野なガサガサした声なんだろう。 でも。 なんでこんなに優しくて、くすぐったい声なんだろう。 そして、この“放浪者の歌”は、なんだか優しくって切ない・・・。 ■ 『Tom Traubert's Blues (Waltzing Matilda)』 ↓曲はコチラ(Youtube)からどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=M8TPtN8nNSU ↓Lyric(歌詞)付きの曲はコチラからどうぞ。 http://solosong.net/traubert.html ■Tom Waitsと『Tom Traubert's Blues (Waltzing Matilda)』について書かれた気になるブログ http://moondial.blog2.fc2.com/blog-entry-39.html ■“Waltzing Matilda(ワルツィング・マチルダ)”について http://www.hi-fi.gr.jp/aust02.html ※1 Tom Waits (トム・ウェイツ) 1949年12月7日生。アメリカ合衆国カリフォルニア州ポモナ出身のシンガーソングライター、俳優。 1973年にアサイラム・レコードからレコード・デビュー。以後、1930年代から1950年代のブルースやジャズなどを基調とした楽曲と、独特の嗄れた歌声とジャジーなピアノによる「酔いどれ詩人」のイメージ、そしてステージ上での軽妙な語り口とでカルト的人気を博した。 1980年代以降は、その独創性にさらに磨きをかけ、ルーツミュージックに根ざしながらも前衛的とも言えるサウンドを次々と生み出し、話題となっている 。 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用) ※2 有名なのはRod Stewart(ロッド・スチュアート)がカヴァーした“マチルダ”かな? ティコのはコンサートでの余興ですから、知ってる方は少ないはず? 私が自分の行ったコンサートで聴いたのであれば、それはBON JOVIのベスト盤『Cross Road』発売時の来日コンサート(in東京ドーム)。 ライブ音源を収めたCDで聴いたのであれば、オリジナルじゃない非公式なアルバム。 明日は、久しぶりに“映画・舞台・TV”ネタです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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