紙一重・・・
内容は知らず題名に促され土曜日にレンタルしたDVD「クワイエットルームにようこそ」2007年 監督・脚本 松雄スズキ 精神病院の閉鎖病棟拒食・過食・虚言・自傷などの患者と触れ合い普通と特別、正常と異常その境界線を彷徨う主人公の14日間を描いた映画。「ビューティフルマインド」2002年 ノーベル賞を受賞した一人の天才数学者ナッシュ教授のノンフィクション映画。その受賞に及ぶまでに30年の闘病生活。統合失調症を患い,幻覚・妄想の非現実的な世界の中で生きた科学者の苦悩と夫を見捨てず受賞までの年月を支えた妻の愛の物語。薬,アルコールの過剰摂取と統合失調症結局どちらも自分との戦い,打ち勝つ為には何ができるのか?精神病院の閉鎖病棟にお見舞いに行った事がある。映画とは違って現実は凄まじいものがある。隔離とはその個人の自由をも閉ざすと言う事。現存する医療を選択するべきか?それとも愛情から得られる未知的な回復を願うべきか?日本における統合失調症の人の数は100万人前後これはガンの患者数とほぼ同程度らしいのです。誰にもありうる事。イヌの散歩をしながら星空を見る。"ノーベル賞受賞者"と周囲に称賛されるその影には本人と家族の格闘劇があるのかもしれない。偉大な機知は、確実に狂気と近しい存在であり,両者の区別を分かつのは紙一重。(ジョン・ドライデン)凡人である私の天才数学者への憧れ観賞後の気は重かった・・・人には見えない物が見える事が罪なのか?映画を見終わった後に私も空想上の何かがほんのり見えてきた。打ち込める何かに没頭し喜びを得ている姿私にとってもやっぱりそれは実に美しい姿なのですがね~。