2022/01/27(木)09:30
神から人へ ◎信仰心・浄土は己の心に在り◎
神から人へ、人から神へ。人の最も大切なるは、心底からの帰依と献身。人の力を超えしもの、人の力の及ばぬものに、謙虚に従い、委ねる心。さなる心の衰えて、失われゆくを憂うるばかり。人の人たる所以(ゆえん)とは、見えぬものにも頭(こうべ)を垂れて、己の欠けたる能力、知力を、素直に認める心なり。なれば今の世、人の世界は、見えるものしか信じず、認めず。科学の力や技術を過信し、人の力で作れぬものを、次から次へと壊し、滅ぼす。信仰心の欠けたるものは、獣(けだもの)よりも猛々しく、及ぼす害は甚(はなは)だし。信仰心は、至高の心。至誠至純の心なり。己の役と分をわきまえ、その遂行に心を砕く。望みや願いは理に適い、天の道へと通じゆく。さなる心を養えよ。祈りの日々にて育まれむ。日々の短き祈りにて、蒔かれし種は育ちゆかむ。一人ひとりの命の重さは、掛けがえもなき尊きもの。一つの命も輝けよ。神の光に照らされよ。祈りの言葉を湛(たた)える心に、神の光は溢れゆかむ。祝えよ、謳えよ、感謝と喜び。言葉の波動は光を増さむ。神の創りし自然万物、祝福されざるものはなし。神の祈りと調和せば、自ずと心は喜び満てり。讃えよ、唱えよ、神のみ名。人の心の根源に、つながる絆を確かめよ。ほどけて離れる御魂の糸を、祈りの言葉で結び合わせよ。 求める心に、天は応えむ。示して明かさむ、宇宙の則を。人は素直に従うのみ。逆らう生に、実り少なし。心の浄化と成長により、肉体次元を超えしとき、高き御魂の世は顕われむ。日々の祈りを重ねてゆけよ。心の糧(かて)なる祈りの声に、心も自ずと従わむ。祈りあらば、日々穏やかなり。平らかなり。安らかなり。祈りの言葉を御魂に聞かせよ。御魂は喜び、波動を高めむ。辛き時、苦しき時、悲しき時、迷いし時、光失いし御魂に聞かせよ。言葉は神の光なり。己の祈りは神の声なり。神の祈りを、御魂に聞かせ、御魂の光を取り戻せよ。神の慈愛は掌中(しょうちゅう)にあり。伸ばさずとも、求めずとも、すでに己に届けられたり。信仰心は極まりて、神の願いと調和せむ。神の願いを言霊にせよ。神の祈りと相和せよ。人の幸は、神と共にあること。神と共にあるを常に感知し、悟ること。人は願えよ、真の幸い、真の栄光、真の信仰。浄土は己の心に在り。そに気づくのも信仰ならむ。遠くに見ゆるは幻にて、徒労の旅を続けるなかれ。心の浄土の標(しるべ)となるは、祈りの他にあらざらむ。己の祈りに導かれ、心の浄土に辿り着かれよ。さにて。