「たぶんねこ」畠中恵 著
「しゃばけ」シリーズ第12弾。 ※ ※ ※「跡取り三人」 …若だんなが大店の跡取り息子たちと競い合い「こいさがし」 …超不器用な女の子が花嫁修業に来た「くたびれ砂糖」…栄吉は生意気な新入りの小僧に手を焼いている「みどりのたま」…記憶を無くした私は誰?「たぶんねこ」 …困っている幽霊を助けるバラエティに富み、最後まで飽きずに読めました。若だんなが初めて働くことに挑戦し、成長がうかがえました。「こいさがし」が一番印象に残りました。お見合いはしたことがないので興味津々。江戸時代のお見合いは何て回りくどいのでしょう。でもこのシリーズのお見合いだったら、きっと騒動が起こるという期待を裏切りませんでした。猫好きの私としてはタイトルに猫が入っていたので、猫が大活躍する話かとかなり期待したのですが、そちらは物足りませんでした。ああ、一層猫が主人公とか……。