2008/02/15(金)22:24
ある鯉党のたはごと・2008その9
昨日,「週刊ベースボールは選手名鑑号以外意地でも買わない」と大見得を切った手前恥ずかしいのだが,実は今週の週刊ベースボールも結局買ってしまった。理由は他でもない。2号連続応募者全員サービス2008年選手名鑑用オリジナルブックカバーと,プロ野球12球団注目ルーキーBBMカード12枚セットにまんまと釣られてしまったのだ。これだから資本主義は恐ろしい。
さて,今週号は別にやっぱりどうということもなかったが,相変わらず続いている連載に千葉功氏の「記録の手帳」がある。連載2409回というとんでもない数字を誇るのだが,一方で題名を素直に信じるとバカを見るという代物である。早い話がこのコラムは,プロ野球の記録豆知識ではない。
巨人阪神人気選手絶対主義の週刊ベースボールならではのものなのであって,その他の球団に光が当たることはまずない。
先週は,「チーム史上最強の助っ人は誰だ!?巨人の外国人補強の歴史を振り返る」。はっきり言って,他のチームでこういう特集が組まれることは絶対にない。なぜなら,最後の言葉がこの企画のすべてが物語っている。ちょっとだけ引用。
>(ラミレス,グライシンガー,クルーンの入団を受けて)
>まさに鬼に金棒。これで優勝しなかったらおかしい,
>そう言いたくなるような08年の巨人の戦力である。
念のために言うが,報知新聞でも月刊ジャイアンツでもない。こういう記事を平気で書いてなんにも思わないような人が書いてるのだ。多分カープのことを書けと言っても書けないだろう。選手の映像すら見たこともないのではなかろうか。
そして今週号。「12球団No.1の救援トリオ 阪神の「JFK」を徹底解剖する」。これまた週刊ベースボールの世界の王道に即した中身で,内容は全くない。ただトラ党を喜ばせる以上でも以下でもない駄文だ。さらに言えば。今JFKを語るのであれば,この問題は避けて通れないはずだが,
やはり御社も薬物問題は見てみないふりですか
こういう都合のいいときだけ,推定無罪の原則を持ち出すから,こういう連中はやっぱり度し難いとしか言いようがない。まあ,この人も何か「記録の神様」扱いされているようだが,神は神でも鬼神乱神の類だろう。あるいはもう老いては駑馬に劣るという見本なのだろうか。
さんざん悪口を書いたようだが,実は週刊ベースボールのおかげでもう一つ余分な情熱が燃え上がってしまった。理由は,ベースボールマガジン社のオンラインショップでこんなものを売り出したのを広告で出していたからである。
※ 興味のある方はこちら。
欲しい。欲しいに決まってる。絶対に欲しい!。
しかし。ユニフォーム39,900円にキャップ12,600円。ああ絶対に手が出ない。買えなくはないが買った暁には絶対怒られる。でも,こういうときだけは欲望に忠実に生きてみたいと,腹の底から思う。
註・カープファン向けにはこんなのもあります。GAMEMAKERSシリーズ2 広島東洋カープ・前田智徳選手監修2000本安打記念リアルフィギュア
グランド照らす太陽の,意気と力をこの胸に。
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