ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2008/09/05(金)22:45

心の強さが勝負を分けた

今日のカープ(4141)

正直なところ,出だしの時点では,また前回のホームでのタイガース戦の悪夢を裏打ちするのかと思った。赤星の走塁ミスがあったとはいえ,初回先頭打者から5連打された投手が息を吹き返すとは思えなかったから。しかも篠田には,初回先頭打者から3者連続四球という前科もある。しかし,今日の篠田はあのときの篠田ではなかった。そこから粘り抜いた強さは,もうフロックではあるまい。プロ初勝利より困難な2勝目の壁を突破したのだから,もう何も怖がらなくてよい。堂々とローテーションを守ると胸を張ってよいと思う。 それほどの投手がなぜ立ち上がりあんなに連打を浴びたかということになると,単に立ち上がりがよくないで説明が付くものではないのだが,今日だけでいえば簡単である。そう, まぐれ である。シーボルだって10本ホームラン打っているのだ。それと同種同類というべきだろう。 とにかく,立ち上がりだけを見ればハードコアな殴り合いになるのかと思ってみていたが,100球肩改め60球肩の下柳のおぢさんにそんなハードコアデスマッチを戦う体力はもうなかったのだろう。いや,タイガースというチーム自体にそんな力はもう残っていないとおぼしい。ノムカン君が悔し紛れにどんな言い訳をほざいたかは知らないが,たぶんもう相当チーム状態はよくないのだろう。カープだって相変わらず内容はよくないから(まともにやっていれば前回の初戦の裏返しくらいの点は取れたはずだ),だから明日も明後日もとはとても言えないが,仕返しとばかりに殴りかかるチャンスくらいはありそうだ。 さて。篠田とともにお立ち台に立った栗原である。確かに今日はいい仕事をした。下柳を軽く吹っ飛ばした初回の2塁打もよいが,やはり今日の白眉は久保田から打ったホームランだろう。身の程も知らぬ久保田が投げてきた高めのストレートを,まさにそれを上回る力でねじ伏せて,もう久保田は相手ではないことを満座に知らしめた一発。非常に素晴らしい。                              昨日までの3連戦がなければ。 試合後のコメントでも,何か彼は今日の活躍を非常に無邪気に喜んでいたようだが,少しく違和感がある。どうも大マツダ報道報国会傘下のプレスは意図的に触れまいとしていたが,昨日おとといの敗因は攻守にブレーキとなった栗原であることは事実である。別に謝罪しろとはいわないし,非生産的だからその必要もないが,自分の手で失った白星を取り返すくらいのことは言って欲しかった。去年までなら別によいが,自他共に認めるチームの主軸選手ともなれば,話は違うのだ。「クライマックスシリーズを諦めていない」といえばすむ問題ではないのだ。逆に言えば,その地に足がついていない視点が有名無実の「壁」に跳ね返され続ける原因と言うべきだろう。 その意味で言えば,本当にはらわたが煮えくりかえるのが昨日の大アンチヒーローのシーボルである。全く攻守に覇気なし。どん詰まりのヒットも起爆剤にならず,昨日はエラーで点を失ったかと思えば今日はもうろうとしていた下柳を生き返らせる併殺打。昨日の標題の続きではないが,広島に戻さずにそのまま道後温泉で湯治をさせておくべきだったと思う。そしてブラウワー。この前球場で見たのとはどうやら別人だ。あれじゃ使えぬ。どこも悪くなくてこれだったらどうしようもない。一度リフレッシュ休暇を入れたほうがいいのではないか。あれだったらマルテの方がましかもしれない。一応ファームの守護神なんだから。 まあ,勝ったからよかった。とにかく本気で上位を目指すつもりなのだとすれば,もはや一戦必勝でなければならないのだから,当然明日明後日負けることは許されない。これは相手がどうだろうが関係ないが,本気でクライマックスシリーズを戦うつもりならばなおさらだ。そして, カープというチームを,そしてカープファンに侮辱と非礼の限りを尽くしたあの球団に, その頭目にして悪の枢軸の一翼を形成する星野仙一の落日にあわせて, 二度と立ち上がれなくなるまで正義の鉄拳をたたきつけなければいけないのだ。 迷ったがやはり緊張と緩和は大事なので小ネタは末尾にあり。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (小ネタ@とーかつはつらいよ) 内田:(げっそりと)はあ,何で今日みたいな試合を楽に勝てないんだ,いったい。 植田:仕方ないじゃないですか。1回にあと一押しができなかったんだから。 内田:そーか,どうせ打撃部門が悪いと言いたいんだな。それだったら何だ,あのブラウワーは。あんなことされたら士気が落ちる。なんとかせい。 植田:知りませんよ。水本が「昨日と全然変わらないからダメです」といったのを沢崎が「普段と変わらない」と聞き違えて,最終的に監督の耳には「いつもどおり好調」と伝わったんですから。 内田:・・・・・・それよりあいつらは何をやってる。ヒーロー賞のおこぼれでももらうつもりか? 植田:篠田にでもたかるつもりじゃないですか? (そのあいつら) 天谷:さすが栗原さん!やるときはやるじゃないですか! 栗原:まあな。本気出したらこんなもんだ。 赤松:まあ,僕の芸術的なバントヒットのおかげですけどね。 栗原:何が。たまにマルチを打ったらふんぞり返りやがって。 赤松:それより栗原さん。(天谷と声を合わせて)フルベースでも打てるんですね! 栗原:・・・・・・・・・

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