ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

故あって今日の試合は，映像はおろか音声にも接することができなかった。したがって，今日の試合は文字列で確認したのみである。だから，今日の試合内容について見てきたような，聞いてきたようなことをいうことはできない。

しかし，文字列というもの，また非情である。負けたけどこのへんはよく頑張ったとかいう，ファンにありがちな欲目を一切排除し，冷酷なまでに事実のみを残酷に刻むのである。その点で言えば，今日の試合。まさに最低である。

何が最低かといって，前回ホームで3連敗，しかも3試合連続完封負けという醜態をさらした相手に，また今日もゼロを並べ，危うく７回の１点でそれを回避するのが精一杯。しかも，それ以外のイニングには，得点の香りがしないか，してもたいてい潰してしまうのである。これでは，勝てない。

まさにそれを決定づけたのは，５番から７番までの打者の働きにある。カープは岩本はともかく廣瀬，赤松が並んでいるのに対し，ドラゴンズは堂上剛裕・堂上直倫兄弟に新井良太である。広島人や主流派カープファンが大好きな格とか実績で言えば，絶対に負けるはずはないのである。しかし，カープは全く彼らが仕事ができなかったのに対し，ドラゴンズは彼らの働きで前田健太を攻略し，点を取って勝ったのである。

これをまさに，絶対的な基礎力の違いと言わずして，どう評価できようか。

やはり，いくら個人としての成績が上がっていたとしても，それが勝利に結びついていない限りは，いつまでたっても真剣勝負の鉄火場では結果となって現れないということにつきるのであり，それをまさにカープはドラゴンズに思い知らされたのである。それ以上でも以下でもあるまい。その意味からすれば，今日の負けは必然であり，絶対神前田健太をもってしてもそれを覆すことは非常に困難であったと言うべきなのである。

もう，今日はここまでにしておこう。何を書いても後付け講釈にしかならないし，その結論として見いだせることは，今のカープはあまりにも弱すぎるということに他ならないのであるから。

どうして，こんなチームになったのかなあ。それを根源まで遡って追及しない限り，永遠にカープは強くなれないだろう。それが何を意味するかは，いつも書いていることなので今日は言わない。

虚しい。悲しい。見ていて情けない。

ふざけるんじゃねえ。こんな試合を黙ってみてろというのか。

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（後記その１）

旧・広島市民球場の市民のコンセンサスなき解体に反対する動きとして，

「（旧）広島市民球場フォーラム」

のリンクを張らせていただいている。これから新たな展開があることを祈り，あえてこのリンクは継続して張りたいと思う。

（後記その２）

現状のカープに危機感を抱く方々に対するWEB署名として，

「広島カープに聖域無き球団改革を要求する署名」

が立ち上がったので，謹んで弊ブログでも宣伝させていただく。

署名はこちらから。　PC版　モバイル版

加えて，「広島東洋カープオーナー・松田元氏の「最下位でも構わない」発言の撤回を求める署名」も立ち上がった。

署名はこちらから。　PC版　モバイル版