ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

あくまで現時点では一部スポーツ紙の報道という段階であるが，大野豊の続投が何やら水面下ではこそこそ決まったようである。いくら故障者続出といえども（それだってキャンプ時のコンディショニングの誤りが原因でないかと思える節もある），これだけ投手陣を崩壊させ，ソリアーノと伊東と中田くらいしか若い芽の台頭もなく，要は石ころ１つ転がっていないほどの投手陣壊滅の原因を作り，およそ最下位に匹敵すると言ってもいいチーム成績を残した責任者が，のうのうと続投するというのである。しかも，野村謙二郎の来季続投すら，いつの間にか既定路線になっていると言うではないか。

ありえない。絶対にあり得ない。

はっきり言って，これを看過するようなカープファンはもはやカープファンと呼ぶに値しないと言いきってもいいくらいの暴挙である。それだけ，彼らは，いやはっきり言えばすべての諸悪の根源は松田元なのだが，野球をなめている，そしてカープファンをなめているのだ。心あるファンは，これに対して厳重な抗議の意思表示を示さざるにはおれないだろうと思う。まあ，今のままなら，来年も同じことをやってまた失敗するだろう。そのときに，自ら腹を切る覚悟があるかと，この悪のトライアングルに突きつけてやりたいと思う。

いきなり話がそれたが，今日の試合。何も言うことがない。なぜなら，

論点と問題点がすべて昨日と同じだったから。

だから，あえて屋上屋を架すことはしない。そのほうが精神衛生上もよい。特定の選手に厳しい評価をしなくてもいいからなおよい。

あえて言うならば，今日の試合。流れを変えたのは，１回裏の１つの走塁ミス（と，あえて言わせていただく）である。やらかしたのは木村昇吾。ツーアウト1塁で，栗原の滞空時間の長いフライがぽとりと外野手の前に落ちたあの打球。木村昇吾の足をもってすれば，十分ホームに帰ってくることが出来たはずだが，結局三塁止まりで，ホームインできなかった。これである。テレビでは木村が走っている姿が映像に入らなかったが，きっと外野フライだと思って適当に流して走っていたんだろうと思う。そうじゃなければ，説明が付かない。

あの場面，ホームに帰っていれば１－１の同点となって，不安定だったスタンリッジになおプレッシャーをかけることが出来たのである。しかし，結局ゼロに終わってしまったがために，スタンリッジを落ち着かせてしまった。これが今日のすべてであると言ってもよいだろう。
もちろん，１点取ったからといってスタンリッジが崩れた保証もなく，今井がそれ以上にいいピッチングをしたという保証はないのだが，ああいう気の抜けたプレイで取れる点が取れなかったというのは戦局に大きく響くのである。

木村昇吾と言えば，先のスワローズ戦でも走塁ミスをやらかしたところである。２塁走者で定位置よりやや深めのセンターフライで余裕でサードタッチアップだったはずが，予想以上にいい球が帰って来たのと，サード宮本慎也のトリックプレイに騙されて三塁で憤死したあの走塁。あれだって，とにかく手を抜かずに三塁に強いスライディングをすれば防げたはずのミスだったのである。本当に，木村昇吾という選手は走塁というものをなんと心得ているのかといわれても，仕方ないプレイだった。そして今日の走塁。

失敗に学ぶ姿勢がないから，こういうことをやらかすのである。

あえて今日は木村昇吾をやり玉にあげる形になったが，これは今シーズンカープの選手，首脳陣，いやカープという組織すべてに言えることである。

これを打開するには，どうしたらよいか。結論は１つだろう。

組織をあげてすべてを清算し，ゼロベースから組み立て直す，それしかあるまい。たとえ一部のカープファンが失神し，泣きわめこうとも。

変わらなければいけない。否，変えねばならないのである。

すなわち，「敵は本能寺にあり」。

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（後記その１）

先日来告知の通り，

「旧・広島市民球場の拙速な解体に反対する署名。」

を始めたところである。

　　PC版：http://www.shomei.tv/project-1598.html
　　モバイル版：http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1598

さっそくたくさんの署名をいただいているところである。ぜひご協力をお願いするとともに，メール，ブログ（ブログパーツもあり），そしてTwitterでこのプロジェクトの存在を広めていただきたい。伏してお願いする次第である。

（後記その２）

旧・広島市民球場の市民のコンセンサスなき解体に反対する動きとして，

「（旧）広島市民球場フォーラム」

のリンクを張らせていただいている。これから新たな展開があることを祈り，あえてこのリンクは継続して張りたいと思う。

また，「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」が発足し、まず球場解体中止の仮処分申請をされ、さらにこの度「球場解体の是非を問う住民投票」を求める署名活動を開始することになったところである。こちらにもリンクを張っておきたいと思う。

　http://9shimin.jugem.jp/?eid=37


（後記その３）

現状のカープに危機感を抱く方々に対するWEB署名として，

「広島カープに聖域無き球団改革を要求する署名」

が立ち上がったので，謹んで弊ブログでも宣伝させていただく。

署名はこちらから。　PC版　モバイル版

加えて，「広島東洋カープオーナー・松田元氏の「最下位でも構わない」発言の撤回を求める署名」も立ち上がった。

署名はこちらから。　PC版　モバイル版