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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
いきなり余談だが,今日の実況はテレビもラジオもよかった。ラジオの解説は金石昭人。PL仕込み,黄金時代の赤ヘル仕込みの戦術眼は鋭いものがあり,解説者にしておくのがもったいないくらいである。GAORAは大阪の野球好きのおっちゃんのガンちゃんのマシンガントーク。なじみのない方にはうるさいと思われたかもしれないが,どのチームがどうというのではなく野球そのものが大好きだという本物の野球愛と意外に深い含蓄があって私は好きだ。似て非なるものに広澤克実というのがいるが,あれは言ってることは意味不明でうるさいだけだ。さらにいえばGAORAの実況は結城哲郎。往年のMBSの名アナウンサーだけに,緩急の組み合わせも,実によかった。
ファイターズで途中で代打に出てきた岩舘学も懐かしい選手である。2004年のフレッシュオールスター。言うまでもなく球界再編で揺れた年。しかも場所はよりによって大阪ドーム。当時ジャイアンツ所属の岩舘はMVPを獲得したのだが,ライトスタンドのパシフィック,もちろんその中心はバファローズファンから表彰式で大ブーイングを浴びた。彼自身に何の責めを負わされるいわれがないだけにかわいそうな話で,スポーツ新聞に取り上げられていた覚えがある。 と,雑談ばかりしてきたが,はっきり言って今日のポイントは一つだけである。といっても吉川光夫の危険球退場ではない。 その直後に赤松が土屋健二から打った逆転ホームランがすべてなのである。 危険球退場の時点だったら,ワンアウト1塁で別にどーってことなかったのである。そのまま点が入らずに終わったかもしれない。それならファイターズにのらりくらりとかわされて,そのうちファイターズ自慢のリリーフ陣が出てきてカープの反撃寸足らず,の可能性が高かっただろう。ところが,その直後に赤松が土屋がおそらく自信を持って投げ込んだストレートをスタンドに放り込んだからこそのこの結果である。あれで土屋は何が何だか分からなくなってしまった。素人目にも動揺しているのが分かった。何せ全く腕が振れず,ガンちゃんに「もっと腕振れよ!」と叱咤される始末。それで球場の空気が乱れてしまい,榊原諒まで伝染して,カープには珍しく7点という大量得点となったのである。10者連続出塁なんだそうだが,NPB記録は確かカープが千葉マリンで食らったはずだが。 もうひとつ言うなら,今日の吉川と大竹とどちらがよかったかと言われれば,大竹の方が断然よかった。大竹は立ち上がり変化球のコントロールが甘かったが全体的にはまとまっていたけれども,吉川はいい球はいいがコントロールはばらばら,高めにすっぽ抜ける球も多々見られた。いわば頭部死球を誘発する要素は揃っていたのである。だからといってそう簡単にぶつかるものじゃないのであって,吉川にもファイターズにも高い代償となったわけだが,それでも大竹は先制点を与え,吉川はなんとかゼロで抑えきったのは,両チームの打力の絶対的な差もあるが, 鶴岡と石原のインサイドワークの差という点も指摘しておこう。 あとは,もう何も言うことがない。本当によく打ちましたねえ。今からコミッショナーに掛け合って借金10程度のチームは取った得点のうち何点かプールして僅差で負けた試合の時に使えるような制度を作ってもらったらどうやといいたいくらいである。 そうだ。一つだけ付け加えておこう。ファイターズは,3回表に連打を浴びているときも,そのあとの攻撃も守備も,決して緩むことがなかった。森内だけはちょっと残念な結果に終わったが,糸井にしろ田中賢介にしろ陽岱鋼にしろ,攻守に素晴らしいところを見せ続けた。まあ,ハム党からすれば,中田翔だけは納得いかなかっただろうけど(2回の中田翔の頭の上を越した当たりは,ぜひ取ってほしかっただろう)。あれこそ王者の風格である。カープとは雲泥の差である。まさにファイターズとカープの組織の違い,チームマネジメントの違いが如実に表れたというべきだろう。帰って,今のカープじゃだめだという思いを強くした。 そのため,今私が賛同し,拡散を目指している「ズムスタ逆入場キャンペーン」を強く推す。詳細はリンク先をご覧いただきたい。また,「広島のマスコミ各社に対するカープファン一斉行動呼びかけ。」も始まった。これも詳細はリンク先をご覧いただきたい。 いまこそ八百長集団ハジメケンジロウ猿芝居一座を崩壊させよう。 BlogPeople (後記) またしても余談で申し訳ないが,MBSアナウンサーつながりでいえば,「アップダウンクイズ」や「MBSナウ」で活躍された小池清氏が先日逝去された。心よりご冥福をお祈り申し上げたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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