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カテゴリ:今日のカープ
まったく,近年の日本人の国語力の低下は,由々しきものがある。
今朝とりついた荒らし君は,普通に国語力があったらとてもそうは理解できないだろうというようなことを突きつけて白痴笑いをして逃げていったが,まあ批判をしていると喜んでいる連中の国語力のなさ,そして適当な曲解は目を覆わんばかりのひどさだ。あとは,品性下劣な蛆虫どもで取るに足らないと来たら,ある意味空恐ろしいものがある。 まあ,そんなことをほったらかして,今日も書く。昨日の続きの投手陣編である。 攻撃のところでも触れたが,前田健太や野村祐輔や今村猛や大竹寛やバリントンなどという特A級のピッチャーを揃えても勝てないのは,やはりカープの編成のまずさが一因であると言っていいだろう。特に,サウスポー不足は目に見えて明らかなのに,積極的な補強をしようとしない。 数がいないわけではない。本来なら働いてもらわないといけない齊藤悠葵と篠田が全然伸びないからこうなっているという側面は確かにあるし,近年のドラフトでも中村恭平,岩見,金丸とサウスポーを取りに行っているのだが,今ひとつまだ伸びてこない。しかし, トレードやFA,トライアウトに打って出てうまくいけば使えそうなサウスポーを獲得するという努力が,まったく欠けている。 ここ最近で動きがあったのは菊地原,江草,そして今オフの久本の獲得だが,前2名は今のところ戦力になっているとは言いかねる。この3人に共通するのは, カープがしてやられたイメージをうまく使って安物買いをしているに過ぎない ということである。菊地原はカープに出戻りじゃないかといわれそうだが,バファローズ時代交流戦で菊地原に封じ込められた記憶がある人は少なくないはずだ。え?もうみんな忘れてるって?そうかもしれぬ。最近のろくによそのチームの選手の名前も知らないカープファンには。 確かに,サウスポー市場は非常に厳しい。ましてやシュールマック便も期待できない。しかし,強くなりたければしかるべきチャンスで金を使わなければいけないのだ。なに,松田元が不正備蓄している50億円があるじゃないか。 さて,もうひとつの問題点は,投手担当コーチの職務分担と野村=高コンビとの関係の問題である。こちらの方が,実は深刻かもしれない。 今年度の投手コーチは一軍チーフが大野,ブルペン担当が山内,二軍が澤崎と幹英,三軍が青木勇人である。このうち,青木勇人が育成選手の育成と故障選手のリハビリであることは明白だが,あとの投手担当コーチの配役というのがいまいちよく分からないところがある。澤崎と幹英は当然ファームだから育成とファーム落ちした投手のケアはもちろんだが,当然ファームの試合のローテーションや投手起用の差配というものもある。しかし,この二人でどう役割分担をしているのかが見えてこない上に,一軍の投手担当との連携がまったく見えてこないという致命的な欠陥がある。すなわち,一軍で欲しているであろう投手編成をファームがちゃんとサポートしケアできているか,全く見えてこない,いや全然できていないのではないかと思われるのである。 もっと根が深いのは一軍である。今シーズン,遂に野村謙二郎と大野豊の確執が明るみになり,松田元に寵愛されている野村謙二郎の割を食う形で大野豊が退団すると言うことになった。もちろん,大野豊の育成や継投に問題がなかったかと言われればないとは言えないし,投手コーチとしては不向きではないかというのが私の見解なのだが,それでも投手陣を束ねる立場にある投手チーフコーチの言うことを野村謙二郎が全く聞かなかったというのは尋常ではない。正直,継投やリリーバーの使い方は,もう素人目に見てもシーズン終盤からめちゃくちゃになり始めた。明らかに野村=高コンビが投手陣を支配しているのがわかる。事実,ブルペンへの電話連絡を高信二が取っている姿をテレビ画面で見られた方も多いだろう。 問題は,山内の立ち位置である。ブルペン付きであれば一番ピッチャーの状態をよく把握できるはずであるから,本来ならここぞと言うときにはこのピッチャーをと言うことを進言しなければいけない立場にあるはずだが,どうもそれすら機能していないように見えることである。正直,野村謙二郎の手足か野村謙二郎の言うことに逆らえないという姿が浮かび上がるのである。だから山内は残されたのかという邪推すらしたくなるのである。 まあ,今シーズンは野手出身の監督と投手コーチとの確執がクローズアップされた年とも言えた。同級生でしかもライオンズで同じ釜の飯を食った秋山=高山コンビはもはや鉄壁だが,完全に喧嘩別れした栗山と吉井,気の強い爺様同士の喧嘩がベンチ内の映像で拾われてまった高木守道と権藤も権藤の退団という形でけりが付いた。そして,カープの野村謙二郎対大野豊。落合博満は「野村謙二郎が大野豊の言うことを聞いたらカープは十分優勝できる」と曰ったそうだが,その言を信じると最悪の結末を迎えたことになる。ちなみに,落合博満は投手については担当コーチに95パーセント任せきり,残りの5パーセントが必要なときに出てくる,そして祖入れがことごとく当たるのが凄いところだというのは,昨年まで落合に使えた小林誠二の言葉である。 となると,早くも来年の焦点は野村謙二郎対古澤憲司の関係いかんと言うことになる。古澤憲司という人はとにかく向こうっ気が強くて鼻っ柱が強くて口が立つ。それでライオンズ時代は廣岡達朗に干される運命になったわけだが,松田元の寵愛を受けていい気になっている野村謙二郎が古澤憲司を邪険に扱うとこれまでの3年間以上のバトルが起こりかねない。となると, 来シーズンのカープの運命は,自ずから決まる。 もちろん,ベイスターズと指定席が入れ替わることになることだと言うことは,蛇足だろう。 今年は容赦せんぞ。 BlogPeople お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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