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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
はっきり言って,開幕3連戦の成績は想定の範囲内なので,驚きもしなければ嘆きもしない。むしろ,ざまあ見やがれ,このまま負けて負けて負け続けてしまえとさえ思っているくらいであるから,したがって,まあ懸命に応援しているファンには悪いが,この3試合の記事は何の苦しみもなくスイスイスイダラダッと書けたものである。
むしろ,昨年から手を染めたエイプリルフール記事の方が苦しんだ。何といっても,昨年と同じネタで書くわけに行かない割にはやっぱり今のカープを見ていると落ちの方向性は同じにならざるをえない。しかも,エイプリルフールの嘘は午前中に着かなければならないというのがルールである(案外知らない人が多いのではないだろうか。一日中やっていればそれこそApril Fool!と呼ばれてしまう)。昨年は日曜日だったので楽だったが,今年は月曜日。日曜日のうちに起案して月曜朝にアップするか,それとも4月1日未明にアップするかのどちらかなのだが,結局後者を取った。どうせやっつけ仕事ならば寝かさずにアップしてしまえと思ったからであるが(現に重大な間違いが1カ所ある),果たして成功しただろうか。 それはさておき。今朝の中国新聞のスポーツ面を鼻で笑いながら見飛ばしていたら,4面の「オピニオン 記者縦横」で,山本修が実にくだらないことを書いていた。題こそ「カープの力 引きだそう」なのだが,記事はきわめて醜悪だ。例によって引用する。 >胸を張れることではないが,打たれ弱い性格だ。 >記者13年目。プロ意識を持って広島東洋カープを取材し,批判もしている。 >読者の賛否両論は承知の上だが,衆人の前で「何を書きよーんやー」と面罵されれば,かなりしょげるのは間違いない。 はて。山本君がカープを批判した記事を書いたことなどとんと見たことがない。それ以前に中国新聞がカープの太鼓持ちになっている現在,前提からして誤りであるとまず突っ込むことができる。そうなると,あと何が書きたいかはもう懸命な方は想像が付くだろう。 >選手だってそう。マツダスタジアムはグラウンドと客席の臨場感が特徴だ。 >やじがはっきりと聞こえ,全力プレーを愛情なく非難されれば心が痛む。 >永川勝浩投手のように「やじられなくなったら終わり」と原をくくれる選手ばかりではない。 >節度を欠いた激しい言葉は経験と実績のない選手を萎縮させ,無用な力みを招いている。 この時点で,まさに横山アキラ師匠ののこぎりである。まずグラウンドに達選手は実績があろうと若いペーペーだろうと全力プレイをするのが当たり前。見ているものはそれを承知の上で,結果を出せない選手には容赦なくやじっているのである。そんなのやじられるのはあたりまえであって,野次で萎縮しているような選手はしょせんそのくらいの選手だと言うこと。まず批判のベクトルを間違えている。何度もネタにしたが,大阪球場の苛烈な野次に放屁で対抗した門田博光氏のようなメンタリティこそプロフェッショナルなのである。 >かつてフリーエージェント権の行使に悩み,他球団へ移籍した選手が言っていた。 >「広島のファンは冷たい」。 >そうだろうか。優勝から21年遠ざかっても声援を送っているのに,冷たいはずはない。 >冷たいと受け止められたのが一部の心ない声によるものならば,残念でならない。 これは論点のすり替えに使われる常套手段である,事実と否定との間に自らの引き込みたい論調をかませるという姑息かつ卑劣な論理である。文章として通りがよく見えるので頭の中お花畑の人間は騙されるのだが,ちゃんとメディアリテラシィを持っていれば騙されるわけがない。 >もちろん,覇気のない打撃や手を抜いた走塁があれば「しゃんとせい」と厳しく指摘するべきだ。 >負け続けても温かな拍手に包まれるようではプロ失格と言えよう。 ここまでの論理があまりにもおそまつなので,あらかじめ批判を恐れているのがここでよく分かる。いえ,あなた方の言うこともよく分かるんですよ,と。でも,そんなもの魂が入っていないのが見え見えだ。第一, 市民球場ではここ十数年負けても負けても負けても負けても温かな拍手を松田元親衛隊のチンピラや松田元に支配されたプレスが強要しているではないか。特に広島テレビ。 で,締めはもうめちゃくちゃである。よく今亜門で記者やってるなとあきれるくらいである。 >今季のカープは前評判が低く,開幕3連戦でも白星がなかった。 >それでも,戦前予想に関係なく頂点に立てることは昨季J1を制したサンフレッチェが教えてくれた。 >戦力が乏しいからこそ求めたい,スタジアムの一体感。 >2日からは地元開幕6連戦。カープの力を最大限に引き出すのは,地元ファンの声である。 都合のいいときにだけサンフレッチェを引き合いに出すな,この馬鹿たれが。 サンフレッチェは決して大型補強こそなかったものの選手が手薄になるとピンポイントで補強を行い,それがずばりと当たった。ポイチさんの戦術はぶれるところなく,それが選手にも浸透している。だから優勝できたのである。補強もしない,監督はバカ,選手もやる気がないようなチームと比較をするなと言いたい。 もちろん,彼もこんな落ちの記事なんて書きたくなかっただろう。それがなぜこんな時に出てきたかというと,やはり等位今日ドームでカープの選手はよほどやじられた,ひょっとして出待ちのときに生卵を投げつけられないまでも相当手ひどい言葉をかけられたに違いない。そして,市民球場の観客動員は,4月のナイターなど淋しい限りで,いつ1万人を切ってもおかしくない状況にある。それだけは,松田元は阻止したいのだ。だから,みなさんスタジアムへ来てね。その際はぜひ暖かく応援してねと言うことを,はっきり言って強要しているのである。 けっ,誰が今のスタジアムになんか行ってやるものか。もちろん今年も「逆入場キャンペーン」に賛同する所存であるので,意地でも市民球場には行かない。もし無理矢理にでも行く機会ができてしまったならば, 東京ドームでやったような無様なプレイには死ぬほどやじってやるから,覚悟しとけ。特に野村謙二郎よ。 ボーイズリーグでもそんな甘いこと言わんぞ。 BlogPeople お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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