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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
毎年書いているようだが,今日までは,どの野球チームのファンも平等に夢を見ることが出来る時期である。
しかし,ことカープファンに至っては,その夢を見ることすら許されないような状況が続いていたのである。代わり映えのしない首脳陣人事,ぺらっぺらに薄い戦力,そして補強という名の単なる「補充」,そして「優勝すると金がかかってかなわん」と公言する松田元の存在。まだ挙げるときりがないが,どう客観的に考えてもおまえらほんまに夢を見せる気ないやろうと思わざるを得ない年ばかり重ねていたのである。 ことしだって,そうだった。指導者としては未知数な点の多い緒方孝市の監督横滑り,もはや唖然としかいいようのないコーチングスタッフ,これまた蓋を開けてみなければ分からない外国人とルーキーを除けば実質的な戦力補充は新井貴浩と佐藤祥万だけ。これでバリントンを手放し,ミコライオを手放したのである。よくセントラルのチームに行かないでよかったと思うしかない。本当に,どこまでこの野球会社マツダ個人商店は腐りきっていくのか,そればかり考えていた。 黒田博樹復帰の報を聞くまでは。 メジャー70勝投手,21億円でのオファーをかけられた選手が,カープに加わったことで,一躍カープはもっとも大きな補強をしたチームになった。もちろん,黒田博樹も今年で40歳である。そして,NPBの統一球で同じだけの実績を残せるかという不安もある。黒田がいきなり20勝近い数字をたたき出すと考えるのは妄想に近いものだろう。しかし,黒田博樹というまさしくカープにとってのレジェンドが醸し出す空気は,きっとカープの負け犬根性を払拭してくれるに違いないと,それだけは信じてみたいのである。 あとは,いかに選手が勝利に向かって貪欲になれるかだけだと思っている。確かにここ2年のカープは3位になってクライマックスシリーズにも進出した。一昨年はファイナルラウンドにも駒を進めた。しかし,いざ勝負掛かりになって残った結果は,またしてもゼロの山と積み上がる炭団のみだったのである。それを見るにつけ,本当にカープの選手には勝利に対する執念というものがあるのかと疑問に思わざるを得なかったのである。まあ仕方がない。負けても負けても負けてもBクラスを何年も続けてもなまっちょろい応援を続けてくれれば,意地でも勝ちたいという思いにはならないだろう。そう思っている。 しかし,今年はもうその言い訳は許されないし,許しはしない。 明日からのスプリングキャンプを,まずはチェックしていきたいと思う。もちろん,3月中旬で賞味期限切れという正体不明の秘密兵器ばかり名前が出てくるようでは,まだまだと思った方がよいかもしれぬ。便りがないことこそよい知らせと,他流試合が始まるまでは構えていた方がよいだろう。 とにかく,勝利こそすべて,今年こそ優勝すべからめ。 今日は先代林家小染忌。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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