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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
昨日は,カープが手ひどい負け方をし,サンフレッチェもいいところなく敗れ,そして,広島市にとって最悪である選択がなされたこともあって,言葉で表現したいところをぐっとこらえてそれを音楽で表現した。その絶望感は,もちろん今となっても消えていない。
こうなったらあとは我々広島市の有権者に残されていることはひとつしかない。今後の広島市政を徹底的に監視し続けていくことだ。やれ松井一實は対話がどうのとかなんとか公約で掲げていたが,実際は市民との対話を一切無視し続け,市民からの要望も拒否し,ただひたすら広島市の奥の院の思うとおりの政治を遂行しているのである。こういうことは,中国新聞や在広プレスでは全く報じない。さらにいうと,松井サイドは選挙運動費に2億円を準備していたというが,これが何に使われていたか,追及していけば,思わぬぼろが出るかもしれぬ。 そうなのである。まだ広島市の有権者には伝家の宝刀が残されているのである。すなわち,地方自治法第81条第1項。普通地方公共団体の長の解職請求,いわゆる「リコール」である。もちろん,ハードルはかなり高いし,今回の選挙で明らかとなったまさに現状べったり追認の広島市民気質からしてそう易々とクリアできるとは思えないのだが,いざというときには抜くべきときが,来るやもしれぬ。ただし,伝家の宝刀は一度抜いてしくじったら後が続かないので,取り扱い要注意なのだが。 それはさておき。優勝を狙うなら剣が峰に早くも追い込まれたのがサンフレッチェである。連勝のあとの連敗。それでもまだ勝ち点7だから今後の上積み加減ではファーストステージもなんとかなるかもしれないが,現状はかなり厳しかろう。これが拙速に導入された2シーズン制の弊害なのであって,まあはっきり言えば浦和を優勝させるために導入されたと言って差し支えないのだが,今後サンフレッチェはどう戦うべきか。ナビスコカップ予選も思うような試合ぶりが出来ていないだけに,非常に心配である。まあナビスコカップは始まったばかりで,しかも負けていないからまだ救われるのだが,リーグ戦となると少しく苦しいのではないかというのが見立てである。ならばどうするか。2シーズン制の弊害を逆手に取ればよいのではないか。名付けて「死んだふり作戦」である。 もちろん本当に死んだふりをして勝ち点が伸びないと今度は降格圏内に入ってしなうからそのさじ加減が難しいのだが,とにかくセカンドステージに向けての調整と割り切るのである。ホームでは勝ち点3をもちろん狙いつつ,アウェイではいろいろ戦術を試して,場合によってはべた引きサッカーでもいいから勝ち点1を狙う戦術に出て,真ん中ぐらいの順位でフィニッシュする。そこでチーム力を高めておいて一気にセカンドステージ制覇を狙うという手も,有りではないのだろうか。森保監督はどのように考えているのかは分からないが,現状では積極的に若手を登用してテストをしているようにも見える。とにかく,諦めないことである。そう,あの松井一實に目にもの見せてやると思って戦ってくれればよいのだ。 話がまた松井に戻ってしまったのでもう一度軌道修正をするが,カープは甲子園でタイガースと2試合やって1勝1敗に終わった。この評価は難しい。何のことはない。土曜日はもっと点が取れた試合であり,日曜日は同じ人に同じように打たれて負けたからである。さらにいえば日曜日のスターターにはこれなーにと思わされるところがあった。相変わらず新米首脳陣の迷走が見られてならない。それを打ち消すためか,日曜日のオーダーは新井宏昌コーチの発案であるという大本営発表が流されたが,それがどうしたん?としかいえない。なにやらこの打線は機動力が生かせる打線だからいいんだということを中国新聞の五反田君が書いていたが,足を生かせてもタイムリーを打つポイントゲッターがいなければ無意味であるということに,もういい加減気がつこうよ。それに,足を活かすといってる割には,土曜日の試合の走塁は実に消極的だったし,梵の少年野球並みのボーンヘッドまで見せられたら,なんだかなあ,である。 そのカープは,明日から松山で対スワローズの2連戦である。明日の先発は大瀬良対成瀬で決まっている。あさっては前田健太対新垣となるだろう。いずれも交流戦で何度も痛い目に遭ったピッチャーである。それでも攻撃陣は奮起をしなければいけない。とくに成瀬だけは絶対に打ち崩さなければなるまい。大瀬良の足を貧打と手ひどいエラーでさんざん足を引っ張って白星を消しているのだから。それに,明日勝っておかないと,いくら3連勝したとはいえその前が7連敗なのであるから,また連敗癖が付いてしまう可能性極めて大なりである。逆に勝っておけば,次の連勝へのステップの足がかりになることは間違いないだろう。あとは,カープファンが待ち望む期待の助っ人シャーホルツがいつ合流してどんなバッティングを見せるのか。仮にシャーホルツを登録するとして,外国人の誰をファームに落とすのか。現状唯一の左の中継ぎでしかも安定感のあるピッチングをしているザガースキーを落としてしまうのか,それに代わる左投手のめどは立っているのか。非常に不安材料をたくさん抱えている。そしてそれを仕切るのが,カープの誇る仮免監督に新米コーチだから,余計に溜息が出る。その割には,カープについては,今の広島市民は寛容である。24年も優勝していないのに,抗議のひとつも立たない。非常に不思議な街である。 そうなのかもしれない。ある人の言葉を借りるならば,広島市民はカープと原爆があればいいのだろう。「強いカープ」でなくてもよくて「真摯な核廃絶への思い」も必要ないのである。そこにカープがあるという自己満足と,被爆体験の継承という美名のもとでのこれまた内向き自己満足平和主義しか,広島にはないのかもしれない。やっぱり広島は,不思議の街である。 怒りは拳に握りしめて。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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