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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
だいたいカープというチームは,この「失われた25年」の間,サヨナラ勝ちとかいう劇的な試合のあとの試合には必ずろくでもない試合をやっていたから,昨日もまあ半信半疑で見ていた自分がいる。その面からいえば,やっぱりね,それ見たことかと言わざるを得ない。これがふつーの8-12という負け方であれば。ジョンソンだって神でも仏でもないのであるから当然こんな日だってあるし,得てして片方に大量点が入るような試合はなんとなく気が緩んで負けた方のチームもそこそこ点を取ることも,ままあることであるから。
しかし,昨日の試合だけは,許せない。負け方が酷すぎる。いや,負けへのプロセスが悪すぎる。 これが先制されて立て続けに点を積み重ねられて最終的に12点取られたけれども負けじと8点取り返したというなら,まあこんな日もあるかですむ話だ。しかし,スワローズが得点を取ったのは2回表の4点と6回表の8点。それだけ前半のジョンソンはよく粘っていたのであって,まあ最後力尽きたんだろうが,その後結果的に試合を壊した今村を晒し者状態にして投げさせ続けた緒方孝市と畝龍実を,私は許すことが出来ない。そりゃ確かに誰が出ていっても難しい局面であったに違いない。しかし,確かに実績はあるとはいえども,3連投でしかも昨日白星が付いたとはいえ内容は紙一重であった今村を,本当に晒し者のようにマウンドに放置させる意味があるのか。そんなものはないだろう。誰を投げさせても同じ結果になりそうな展開であったことは確かだとしても,ならば投手の心身のダメージを最小限にするリスクマネジメントが本来求められるのではないのか。緒方孝市も,そして投手陣を差配しているであろう畝龍実も,そんなことすら分かっちゃいないのだ。 「真摯さを絶対視して,初めてまともな組織と言える。それはまず,人事に関わる決定において象徴的に表れる。真摯さは,とってつけるわけにはいかない。すでに身につけていなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者,特に部下に対しては,真摯であるかどうかは二,三週間で分かる。無知や無能,態度の悪さや頼りなさには,寛大たり得る。だが,真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。 真摯さの定義は難しい。だが,マネジャーとして失格とすべき真摯さの欠如を定義することは難しくない。 1 強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。出来ないことに気付いても,出来ることに目の行かないものは,やがて組織の維持を低下させる。 2 何が正しいかよりも,誰が正しいかに関心を持つ者をマネジャーに任命してはならない。仕事よりも人を重視することは,一種の堕落であり,やがては組織全体を堕落させる。 3 真摯さよりも,頭のよさを重視する者をマネジャーに任命してはならない。そのような者は人として未熟であって,しかもその未熟さは通常なおらない。 4 部下に脅威を感じるものを昇進させてはならない。そのような者は人間として弱い。 5 自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジャーに任命してはならない。そのような者をマネジャーにすることは,やがてマネジメントと仕事に対するあなどりを生む。 知識もまるでなく,仕事ぶりもお粗末であって判断力や行動力が欠如していても,マネジャーとして無害なことがある。しかし,いかに知識があり,聡明であって上手に仕事をこなしても,真摯さに欠けていては組織を破壊する。組織にとって最も重要な資源である人間を破壊する。組織の精神を損ない,業績を低下させる。」(Peter.F.Drucker「【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則」より) こんな試合は絶対に今日に繋がらないから。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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