|
テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
はっきり言うが,今日の敗北を受け入れるということは,まさに敗北主義の権化ともいうべきものであり,とうてい優勝を願うカープファンの心情とは相容れないものである。それほどまでに,今日の敗北は痛い。勝たなければいけない試合だったし,十分勝つことは可能だった。しかし負けた。それはどこにあるかをまずは厳しく原因追及しなければいけない。打たれました。点取れませんでした。次頑張りますでは,何も残らないのだ。
まずは大瀬良大地。不出来だったし,不用意な球があまりにも多すぎた。その象徴が2回に先頭のデスパイネに投じた初球だったと言うべきだろう。いや,大瀬良だけを責めるのは酷と言うべきか。それをエスコートする會澤のリードもどうだったのかという評価も可能だろう。だいいち,同じバッターに同じように打たれすぎる。今日は今江にさんざんにやられたのだが,今江は交流戦で過去何度も手合わせをしているバッターではないか。それに対して同じようにやられると言うことは,今度はベンチワークとしてどれほどマリーンズのバッターのことを研究してたのかと言うところに論及せざるを得ない。要するに,すべてにおいて甘いのだ。たかが借金6を抱えた最下位球団のくせに,研究が足りなさすぎるのだ。だから二十何年も優勝できないのだ。 攻撃について言うなら,単発。そして肝心なところでは不発。形の上ではイ・デウンを先に打ち崩した形にはなったが,しょせん単発の攻撃で連打で打ち崩したものではない。そして予想されたとおり大谷,カルロス・ロサ,西野といったところには勝負がかりで手も足も出ず。要するに完敗である。相も変わらずパシフィックの一線級の投手にはからっきし打てないことをまたしても露呈してしまったのである。もしこれが本当に今在広プレスが盛んに煽るように主軸がしっかりしてきた,長打力も遜色を取らなくなったというのなら,今日の試合,勝ってるよ。絶対に。 要するに,今日見えてきたものは,昨年までのカープの,しかも悪いときの姿から一歩も抜け出ていない姿である。いや,昨日だってたいして変わらなかったのだ。昨日勝てたのは前田健太が序盤踏ん張って最少失点で抑えたのと,丸のグランドスラムが出たからであって,今日やった野球と径庭はないと言っていいだろう。今日は大瀬良が余計なランナーを出しては勝負どころで長打を打たれたから負けたのであって,同じ事象の陰と陽が出たに過ぎない。 だからである。今のカープが本当に優勝できるチームになるのであれば,まず元から変えなければならないのである。新米監督を支える仮免コーチの群れ,しかも「球団の内部人事異動」で選ばれたコーチに,何ができるか,何が教えられるというのか,どうやって勝つすべを伝授できるというのか。すべての元凶はまずここから来るのである。今日の試合などまさに総力戦でかかっていかなければいけないはずだったが,代打要員として松山を余し,6連勝中には大当たりしていた鈴木誠也を余し,木村昇吾も当たっているのにもっぱらの役回りはファーストの守備固め。要するに選手の使い回しが全くといっていいほどうまくいっていない。最近ずっとこんな試合ばっかりだ。そういうのを見せられるから,ストレスはたまる一方になるのである。 明日の予告先発は野村祐輔対唐川侑己。まさに今日のような試合展開が予想される。問題はカープの継投だろう。今や誰を当ててもうまくいっていない終盤の継投。よいうより,いったい何を見てブルペンに送り込んでいるのかとも思いたくなるくらいのチーフコーチの差配の拙さ。これを思う存分突きつけられる試合になることは,間違いあるまい。おそらく不快指数が非常に高くなることも。 え?カープの勝ち負けには興味がない?目の前の応援が楽しければそれでいいって? いけませんなあ,そういう敗北主義的思想がカープを弱くしていることを,もっと理解した方がいい・・・って,言うだけ無駄か。 勝つために何が必要か,今まさに真剣に考えるとき。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[今日のカープ] カテゴリの最新記事
|