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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
ここまで補強の「ほ」の字すら聞こえてこなかったカープの編成であるが,ようやくそれらしき話が,漏れ伝わってくることになった。先日記したとおり大本営発表で「制球力のある3A右腕」と合意間近ということが流されたところであるが,それを裏付けるとおぼしき情報が,SNS経由で流れてくることとなった。
このSNS経由というのがまたなんとも微妙なのであるが,地元の記者がツイートした話であるから確度は高いのだろう。そこで名前の挙がったのは,Ryan David Brasier投手,29歳,183cm,93kg,右投げ右打ち。今年はアスレチック傘下の3Aナッシュビルで46試合に登板して5勝3敗,防御率3.56の数字を残している。メジャー実績は2013年の1年のみ,エンゼルスで7試合に登板して0勝0敗,防御率2.00の数字を残している。 で,別に名前を横文字にしたのはかっこつけたわけではない。Brasierの日本語表記が定まっていないのである。Wikipediaの日本語版によれば「ブレイジア」でこれが英語での発音に近いものと思われるが,ヤフーニュースで報じられた際の日本語表記は「ブレイザー」。今のところカープ球団からの正式発表はないので,どちらを採用するのかがなんとも言えない。ただ,一応はWikipediaに敬意を表して当分の間は「ブレイジア」と読ませていただくこととしよう。 さて,このブレイジアの正確なスタッツは例によってこちらを御覧いただきたい。まあこれだけですべてが分かるものではないことを承知で言わせていただければ,3Aでも屈指の実績を残している,とは言いがたい。現に3A通算の成績も特に可もなく不可もなし。敢えて言えば三振奪取率が高いということだろうか。制球力云々でいうならばまあ四球から崩れるタイプではないのかなあと言うのがほの見えるくらいである。 ただ,これだけは本当に投げてみなければ分からない。現に,ヘーゲンズだってアメリカでのスタッツを見ればまさかあれだけNPBにフィットするとは思ってもみなかった。だから,現物を見てみないと,いや実際に日本で投げてみないとわからないと言うのが本当のところだろう。と,すっきりとまとめたいところだが,どうにも引っかかるのは故障歴である。2014年6月にトミー・ジョン手術を行っている。もちろんその点はチェック済みなんだろうが,フルタチさんではないがいかにも引っかかるのである。 まあ,現時点ではジャクソン,ヘーゲンズにもしものことがあったときの補完的な役割を果たすのだろうから,これでもよいのかもしれない。しかし,これで終わりでは困るのである。三塁を守れる中長距離ヒッターを意地でも獲得してもらわなければ困るのである。難航しているから3月までかかるかもしれないという「党中央」の言葉に騙されるのであればそれは騙される方が悪い。きっと待っているのはメヒア昇格というシナリオだろう。それでは,まあ来年からは当分Bクラスだろうな。 え?別にそれでもいい?下手に補強するよりは自前の選手を育てるほうがいいって? 死ねば? まさか鰻の香りだけではないよなあ。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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