|
テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
「補強」の話をするとは書いたものの今さら一般論なんか書いてもなあと思っていた次第なのであって,それで昨日は更新をすっ飛ばしたのであるが,今日はおもしろそうなニュースが転がってきたので,それに絡めて書いてみたいと思う。
もうWEBニュース等で皆様御承知のとおり,ジャイアンツが第一次戦力外通告期間最終日の今日,村田修一に戦力外通告をしたという。今シーズンの成績,.262,14本,58打点。これで年俸2億2000万円には釣り合っていないとは言えるが,それにしても大幅減俸をするでなしにいきなりの戦力外通告である。これの意味するところは非常に重たくかつ深いものがあるのだが,今回の論点ではないので書かない。 この速報が入ったときに,私は直感で思った。これはおもしろい。お値段いかんではあるがカープが調査する余地はあるなと。理由はひとつである。明らかにサードは補強ポイントであるから。 今年のカープは結果的に安部がサードを務め,西川が補完するという形でうまく乗り切ったが,来年彼らが今年と同等かそれ以上の実績を残すうという保証は,ない。もちろん二人ともまだまだ伸びる余地がある選手ではあると思うが,伸びしろだけを期待して編成をすることはまさしく愚の骨頂なのである。西川は2年目,安部は今年がキャリアハイという点から見ても,来年揃って頭打ちになりましたという危険性も,考えておかなければならないのだ。その意味では,彼らにとって手強い競争相手となるべき存在がほしい。 もちろん,3年先を見越すならばメヒアがいずれはまとめて抜いてしまう可能性もあるから,ある程度のレベルでの競争は期待できるのだが,どうも私はぴんとこないのである。言い方は悪いが,コップの中の嵐にしか見えないのだ。だから,もっと高いレベルの,はっきり言うならばそれ相応の看板を持っている選手が入ってほしいのである。村田修一というのは,お値段の点を別とすれば,まさにこの要件にぴったりと当てはまるピースなのである。これだけの選手が,移籍市場に流れてくる可能性,しかもおそらくはただ同然で獲得できるということは,まずない。 もちろんこういうことの裏には得てしてそれなりの割引要因があるとも言えるので,慎重な調査を要することはいうまでもない。非常に難しい買い物であることも確かだ。下手をすると2000万円でも捨て金になる虞もある。しかし,だからといって最初からスルーするのはやはり編成としてはダメダメだ。"SOUR GRAPE"を決め込むのは論外だ。補強というものは,まさしく頭脳を駆使してありとあらゆる可能性を取り込んで行う高度なシミュレイションゲームであるのだ。 私などははっきり言うならば相応の値段を払ってでも獲得に動くべきだと考えているのだが,通説とはなりえないようだ。それはまあ仕方がない。残念なのはさしたる論拠も示さず否定する向きがあることで,だからカープファンは補強音痴なんだといわずにはいられない。中にはカープがそんなに金を払えるかという寝言を言っているのがまだいることで,なんともはやである。ああ,そうか,補強を否定すればカープファンの中でステージが上がってやがて「神3」になれるんだった。 嫌事はさておき,ひとつだけ引っかかるとすれば,一方で梵英心をリリースしているということである。はっきり言うならばもっと走れて守れる選手を出して同じサードでかぶるタイプの違うヴェテランを取るのはどうかと思うのだが,これはまあメグが梵のことを露骨に嫌っていぶり出したのだから仕方がない。逆に言えばその程度の度量しかない指揮官に使いこなせる選手かといわれたら,些か疑問はあるということは付け加えておこう。 下手な外国人取るよりお値打ちと思うがねえ。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[今日のカープ] カテゴリの最新記事
|