ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今日は，いうまでもなくカープの優勝パレードがあった。私は所用があって見なかったから，別に書くべきことはない。

もちろん，見る気になれば録画することもできるし，事実NHKも含めて広島の地上波は生中継一色だったから別に難しいことではなかったのだが，しなかった。理由は特にない。敢えて言えば，個人的には今年はパレードをやってほしくないと思っているからであって，そもそも論としてその正統性に疑義を持っているからである。1975年にパレードをやったのは分かる。そして昨年パレードをやったのも分かる。しかし今年は，確かに連覇したが，ポストシーズンにおいてあり得ない形で敗北した。だから，別にやりたいならどうぞ，私は見たくないというのが正直なところである。

だから，敗北のあとにそれを反省して何らかの手を打ったというのであれば，まだ明日へ向かって努力している意図が見えるのであるが，それすらもない。中村奨成を獲得できたことですべてが解決したかのようである。もう一度言うが，今年のポストシーズンはあり得ない敗北だったのである。それに目をつぶらせるようにしている向きの，なんと多いことよ。

そう，ヒロシマ球界の一番の問題点は，敗北に反省しないことである。なんせ25年もの間優勝できなかったにもかかわらずなんの問題意識もなく，あろうことか優勝を見たかったらよそのチームを応援しろというあほうが応援団界隈にいたのである。こんな腐りきった体質はもう駆逐されたのかと思いきや，しっかり残っている，これを思い知らされてうちひしがれている今日このごろなのである。

そんな状況で，さあパレードやります，みんなでお祝いしましょうと言われたところで，ああそうですかという気持ちには，とうていなれない。なれる方がどうかしている。もしなれたとしたらそれは敗北主義の固まりなのであって，断固唾棄すべきものであるとさえ思うのである。

まあ，今回のパレードに当たって「党中央」サイドもやっぱり一抹のやましさがあると見えて，昨年は嘘つき新聞を駆使してカープ一色に染め抜いたのだが，今年はそこまでのことはなかった。そして，おそらく昨年ならば大々的に喧伝したであろう「カープファン女子大生」を車列に加えると言うことも，こそこそとやってますというところが見える。あれはもうカープファンにヒエラルキィを作って心あるファンを分断する策略に如かずというのが私の見立てであるのだが，どうやら漏れ出ずる情報によると，その「女子大生」とやらも，実際は在広タレントの卵というのが本当のところのようで，実に分かりやすくてよろしい。

ところでこの標題，先日思いつきで考えたものであるのだが，なんかこれから書くことがたくさんありそうでかつ汎用性も効くことから，年度跨ぎ連番シリーズにすることと決めた。もちろん，これをお読みになっている皆様には，何が元ネタでどういう意図があるかくらい，お分かりいただけますよねえ。

それだけ突っ込みがいがあるということ。

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