ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

ここ数年嵐の如く巻き起こっているカープのチケット狂騒曲であるが，今年もまた，それに躍らされなければならない季節が来たようだ。

何でも今日からいわゆる先行販売が始まったようだが，あっという間に完売したらしい。で，早くもそのチケット，もうWEBオークションに出回って高値を付けているらしい。もちろんSNS上にはそれに対する怨嗟の声が出回っている仕儀となっている。

いうまでもなく，今日必死になってチケットを購入した向きには，真面目にカープを応援しているファンだけでなく，相当数の悪徳転売屋がいることは周知の事実である。何とか彼らを締め上げることはできないかと思うのは至極当然のことである。しかし，相変わらずこんないたちごっこが続いている。どうにかならないものか。

答えはひとつだけある。それも非常に簡単なことだ。しかもその効果は絶大である。

買わなきゃいい。ただそれだけ。

一度冷静になって考えてみよう。カープの試合に一席何万円もかけてみると言うことが，いかにばかげたことであるかを。私にはできない。もちろん財政上の問題もあるのだが，それ以前にそんなに投資するならもっと買いたいものはいくらでもある。あなたにとって，投資の対象はカープだけですか？

と，いうわけで，意地でも定価でしかチケットを買わなければ良いだけのことなのである。資本主義経済である以上，需要あるところに必ず供給は生まれる。どんなに意地になって転売屋の企みを阻止しようとしても，金に糸目を付けずにチケットを買おうとする人がいる限り無理な話だ。逆に言えば，需要のないところに供給は生まれない。カープファンが一致団結して転売屋からチケットを買わなければ，転売屋は干上がってしまう。まあ，かっこいい言葉を使うなら経済封鎖。これしかない。

え？それじゃスタジアムに空席が目だって体が悪いって？

ええやん，別に。何が問題なん？

私の結論はこれ以上でも以下でもない。見に行けなければ行かなきゃいい。少なくともこんな異常ともいえる状態で，無理をして，少なくとも転売屋から高値でチケットを買ってまで見に行く理由はないだろう。

てゆーか，そもそも論として。

野球の興行って，そんな高い木戸銭払って見に行くようなもんかねえ。大相撲のマス席を張り込んだら確かにひとマス４万円くらいするが，その代わり朝９時から夕方６時までべったり相撲場に張り付くことができる。いや，相撲の興行だって一番安い椅子席なら３０００円くらいで一日中楽しめるのだ。それを思うと，割に合わない話だと思うけどね。

え？そんなもん余計なお世話だって？

そりゃ価値観は様々かもしれないけど，転売屋に投資した君のおかげで転売屋は永遠になくならないことを少しは考えてみよう。それとも，いかにカープ球団に高額な御布施をするかでヒエラルキィが決まって，より高いステージに行くことを競い合ってるのかね？

あー，ばかばかしい。

こりゃ今年もテレビ桟敷確定かな。

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