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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
いよいよ,平成最後の日がやってきた。「平成」の御代のカープについてはこれはもう書きたいことは山ほどあるけれども,まだ平成は終わっていないのでこれは来たるべき「令和」元年の頭にでも書くこととしたい。商業媒体が書けないようなことを思いっきり書くつもりでいる。それはさておき。
一昨日の敗北は,今から思えばまだどうってことなかった。ソロホームラン4本打たれただけで全く崩されていない。敗北の理由は結局打てなかったことに尽きるのだが,それもまあ高梨のピッチングが異様によかったことと,主審のストライクゾーンがあまりにもワイドすぎて面食らったこともあるのだろうと解釈している。もっとも,後者については,条件は平等であるから理由にはならない。むしろ,それをうまく使った中村悠平と全然対応出来なかった石原の差であるというべきである。 それに対して,昨日の試合は,点差以上の惨敗である。話にならない。こんな試合を負けてるようでは優勝なんてとてもとても,日本一なんてどの口が言うんじゃというほどのひどい内容である。全くもって情けない。書くべきことはいろいろあるだろうが,ここは敢えて私は別の論点を呈示する。といっても,目新しいことを書くわけではない。 要するに,これこそが緒方野球の敗北なのである。もっと厳しく言うなら,「平成」の御代とともに終焉を迎えなければならない「緒方神学」の限界であるのだ。 何度も書いたが,緒方野球というのは「常識」の野球,その「常識」というものは緒方の宗教的確信に基づくものであるということはもう既に何度も書いた。なんといってもベースになっているものが宗教的確信だから,当然の如く他者の言うことを聞く耳を持たないし,自分が正しいと思う戦術しか採らない。もちろんぶれにぶれまくって最後に本物の祈禱師にすがるよりはましだが,結局のところ自分が神であるという点ではあまり径庭はないのかもしれない。 なので,彼の戦術の弱点のひとつは,現実に調子のよい選手が誰かということを見極められないと言うことである。さらにいうなら,チーム全体の調子が下がっているときに打つ手がないということに繋がる。そうなると,現状打破の目的として変革よりも自らの宗教的確信が勝ってしまうのである。よってもう成功しそうにない戦術に固執する悪循環が生じる。これがまさに緒方野球の負のスパイラルなのである。 それでは,4月中になぜ8連勝もすることができたのか。非常に答えは簡単である。 まぐれ。 というのは冗談だが,ただ単に緒方ヒエラルキィに基づいて,起用した選手が活躍した,ただそれだけなのである。3連覇できた理由も畢竟そこに繋がるのである。逆に言えば,開幕前優勝候補に上がりながら4月に沈没したのは,まさに負のスパイラルだったのである。 一昨日の試合に引き直すならば,やはりなんといっても九里の引っ張りすぎに尽きると思うし,レグナルトはイニング頭からのイニングイーターとしてこそ力を出すのであるし,もうそろそろ田中広輔には引導を渡すべきであると思うが,そういう思想は緒方にはないのだ。これも当然である。作戦は全て緒方神学の宗教的確信に基づくものであるから,それと矛盾する思想は異端であり,悪魔の思想なのである。 そうなのである。緒方野球のもうひとつの弱点は「悪魔」,というか”SATAN”なのである。これについては,平成のうちに書いてしまうか令和になってから書くかは,今日の試合の結果次第で決めたい。 平成の汚れは平成のうちに。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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