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テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
一昨日カープ球団は,FA権を保有している菊池涼介と長野久義両選手が権利を行使しない旨発表した。このこと自体は,まあそれほど悪い話ではない。ただし,菊池に関していえば,国内への移籍はないことが確定しただけで,まだポスティングでのメジャー移籍の可能性は残っている。中には結果的にFA権を保有している選手の残留が決まったことをもって大成果のように語る白痴的ファンもいるようだが,莫迦も休み休み言えというほかない。
菊池に関していうなら,正直言って今の実績で高く買ってくれるメジャー球団があるかどうかは,かなり微妙だ。秋山や筒香ですら雲行き怪しいところなのであって,彼らほど打力でずば抜けた実績のない菊池が高く買われるという保証はあるまい。私はかなり懐疑的に見ているが,もちろんメジャーもあれだけ球団があればスカウティングの方法論もさまざまだろうから,菊池をメジャーのレギュラーとして評価する球団がないとは言えまい。そのことは,まあ正直どうでもいいことだ。 問題なのは,今のカープが菊池をメジャーに送り出して万々歳といえるほど余裕見せてられるかということである。はっきり言ってそこまで余裕こいていられるチームではあるまい。それができるくらいなら最低でも今年優勝している。その点は,どうなのかねえ。まさかピエラの獲得で全てが解決というわけではあるまい。新外国人をあてにするほど怖いものはない。まあ最終形としては小園田中のどちらかがショートどちらかがセカンドという形だろうが,バックアッププレイヤーがいないというのが辛いところである。 長野さんについていうならば,1年で後ろ足で砂をかけて出て行くほど不義理で不人情な人ではないと思っていたが,なんせ緒方くんの仕打ちがあまりにも酷かったから何を言われても仕方がないとも考えていた。その意味では残留という決断をしてくれたことには感謝しかない。あとは,佐々岡が長野さんをうまく使えるかどうかである。 正直言って,今年のボタンの掛け違えのそもそもは,古巣ジャイアンツとの開幕3連戦に長野さんをスターターで使わなかったことにあると見ている。何故緒方くんが起用しなかったのかは定かではないが,善解すれば長野さんといえどもカープの中で競争させるという意図があったのだろう。そのこと自体は間違いではない。しかし,その競争は平等なものだったかと問われたら,おそらく緒方くんには返す言葉はないのではないか。多分に結論先にありきのものだったと言われても仕方がないだろう。まあ,これ以上は言うまい。 まあ,このふたつの事象は,いかにカープがダメだったか,今に至るまでダメかということを示すものとして記憶されなければならない。それにもかかわらず,菊池のメジャー行きを無条件に後押しし,あまつさえ長野さんの存在を否定するかのような言辞を吐く白痴的カープファンがいるやに聞いている。ふざけるなとしか言うほかないのだが,そんなのがのさばる背景には,我等こそハジメに近い位の高いファンであるというアホな思い込みがあるからに違いあるまい。 全くもって,ヒロシマ球界を取り巻く空気というのは,澱みきって滓を生じているとしかいいようがない。これから,せめてそれを漉し去る作業をしなければいけないかな。 まだまだこの程度は序の口だよ。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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