ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

なんとなく，気が抜けた。まあ案の上である。

正直言ってベイスターズがジャイアンツに勝つ可能性というのは，最強タッグ選手権で鶴見五郎組がタイガー・ジット・シン組に勝つ可能性と同じだろうと思っていたから（我ながら喩えが古いね），はっきり言って期待などしていなかったのだが，まあ体のいい引き分けである。いや，ベイスターズ的には勝ってくれ勝ってくれと思いながら野球やっていたに違いないが，それでも勝てなかった今のジャイアンツの泥沼具合のみが浮き彫りにされたのではあるが，それでも気持ちのよいものではない。まあそれはさておき。

昨日の試合では，８回表の板山のイカサマキャッチがクローズアップされることとなった。日刊スポーツが捉えた写真では，明々白々に打球はバウンドしているようであるし，それを見抜けなかった昨日の審判団は全員腹を切れといいたいところである。しかし，それも詮ないことである。もはやあれは最初から予断を持ってジャッジしていたに違いあるまい。まさにハンパイアの面目躍如といったところだろうか。

まあ，６年前の同じ甲子園での田中広輔のホームランをフェンス直撃と判断した大誤審と比べたら，あのワンプレイがあったからといって試合の帰趨が変わったかどうかは分からないからあまり強くどうこう言うことはできない。ただ，こういうところを見せられたら，球団的には強く出る姿を見せなければいけないだろう。そうじゃないと，現場の選手に示しがつかない。しかし，現時点で連盟に意見書を出したという話はない。いや，あの場面，もっと強く抗議しろよ，バカオカくん。退場覚悟で審判団に強く詰め寄る姿を見せなければいけなかったはずだ。

もちろん，残り試合全勝すればまだカープに逆転CS進出の目はある。でも，はっきり言って残り試合ジャイアンツが負けない可能性の方が高いだろう。ベイスターズは前述の通り。残りはスワローズだが，スワローズ的にもCSで与しやすいのは間違いなくジャイアンツだろうから，きっと全力ではかかってこないだろう。

そう思うと，まさに急な冷え込みとなった時候と同様に，すーっと醒めてしまった。

とりあえず残り試合，選手には必死に戦ってほしいと思うが，この時期の結果だけを持って来年も佐々岡続投などという結論だけはなしに願いたい。そうじゃないと，来年はもっと残酷な結果しか出てこないよ。

要するに佐々岡なんかに何もできまい。


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