|
テーマ:~広島東洋CARP~(4367)
カテゴリ:今日のカープ
昨日は日付が変わる前くらいにうとうとしていて,目が醒めた頃に秋山翔吾入団合意の報が飛び込んできた。正直,驚いた。まあ獲得は有り得ないだろうと思っていたから。別に根拠はないが,きっと喧嘩別れでもしてない限りライオンズに収まるだろうと思っていた。
情報を総合すると,秋山翔吾の心を動かしたのは3年契約を提示したことらしい。よく考えたら秋山も34歳。ひょっとしたらライオンズやホークスも単年度ではもっといい条件を提示したのかもしれないが,複数年契約に躊躇をしたという可能性も,ある。それに,年俸3億5000万円という数字は,渡米前2億5000万円で,かつMLBで爪痕を残せなかった選手の物としては十分であるとの評価もできる。きっとカープの提示した数字は秋山を動かすに名実とも十分だったのだろう。その意味では,秋山獲得へ動いた時点の私の読みは半分くらい当たったともいえる。だからといって何もないが。 まあ,秋山翔吾が敢えてこれまでのキャリアで経験のないセントラルにチャレンジするとか,ライオンズ愛があって今のライオンズの若手選手を押しのけるのを躊躇した,ホークスに入ってライオンズとの対戦のイメージがわかなかったからとかいうのは,後付けの理屈だろう。 さて,こうなったら後はいかに秋山を使うかということにかかってくる。いうまでもないが,秋山は決してスラッガーではなく,アベレージヒッターである。だから,本当の意味でカープの論点に嵌まるタイプではない。もっとも,過去は年間20本前後のホームランを打っているし,明らかにパシフィックと比べてホームランが出やすい球場が増えるセントラルの戦いでは(これも移籍の決め手だったかもしれぬ),その程度の本塁打は期待してよいかもしれぬ。それに,オールスターゲーム2年連続先頭打者本塁打など,ここぞで長打が出るのは魅力だ。本来は切り込み隊長タイプだが,まあ3番もこなせるかもしれない。 ただ,やはり秋山がクリーンアップに座るようじゃ弱いと思う。理想は1番,もしくは2番。今シーズンはどうか分からないが,やはり来年以降のことを考えたら,3番打者を育成する方向で行かないと駄目だと思う。西川?私に言わせれば6番,7番向きだし,そうなればカープは強くなる。 話を戻すと,今のカープの論点は問答無用でしばきあげられるバッターがいないことである。だから,本来ならもう一人,外国人でそういうバッターが欲しい。以前も示唆したが,熊本か台湾当たりに候補がいるんじゃないかと思うけどね。そのくらいしなきゃ駄目だよ,本当は。 しかし,こういう形で他球団のスター選手を加入させたということは,間違いなくカープの歴史にとっていい先例になると思う。今回の交渉がハジメや清明がどれほどの本気モードだったかは知る由もないが,まあ少なくとも「カープは育成球団だから」と言うことで血の入れ替えを拒んできた向きの意識改革ができれば,それに越したことはないと思う。 でもようやく,今シーズンのカープを見せるための売り物ができただろう。確かに,秋山が入ってどう化学変化を起こすかというのは見てみたい気がする。 BIG RED MACHINEの再興を願う。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[今日のカープ] カテゴリの最新記事
|