ウォーキングと他のスポーツを比べて、
その時間あたりの消費エネルギーに
物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、運動量(消費カロリー)は、
運動の強度×持続時間で決定されるため、
低度の運動でも長時間続ければ安全で効果的です。
全身の筋肉の3分の2を占めるといいわれる歩行筋を使い、
身体を適度にほぐすウォーキングは、
誰でも、ストレスを感じることなく手軽に始めることができ、
しかも長く続けられます。
まさに、ウォーキングは「生涯つきあえるスポーツ」
と言われる由縁です。
健康維持のために多くの方が取り組んでいる、
というのもうなずけます。
●心臓・肺を強くする
ウォーキングによって酸素需要が増えると、
肺や心臓の活動が活発になり呼吸数、心拍数が多くなります。
それだけ、心臓や肺に負担がかかるわけですが、
適度な範囲を保てば体が順応しようとして
むしろ機能の発達を促します。
●生活習慣病を予防しよう
栄養過多+運動不足の行先は肥満、
これに不規則な生活+ストレスとくれば高血圧・動脈硬化などの
予備軍です。
激しい運動は酸素需要量を極端に増やし血圧を上げるので、
ウォーキング(有酸素運動)は最適です。
●健康に長生きしよう
食生活の向上と医学の進歩は長生きをもたらしました。
しかし、老後の健康までは保証してくれません。
若い人でも運動不足や不摂生によって
筋力や循環器系能力が衰えます。
「体の衰えが現れたら運動しよう」などと考えていたのでは、
中高年以降や老後の健康は望めないのです。
●脳も活発になる
体を動かすことは、
筋肉の中の緊張筋線維を動かすことでもあります。
緊張筋線維は、無意識に立っている時や歩いている時などに
活発に動き大脳を刺激します。
したがって、脚を使う機会が多いほど
脳も働いていることになります。
歩かなくなるとそれだけ脳は刺激を受けず
老化してしまうのです。
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